STマイクロエレクトロニクス(以下、ST)は、決済用システム・オン・チップ(以下、SoC)「STPay」の次世代製品を発表した。同製品には、非接触通信での高い性能と保護機能、消費電力の削減を実現する技術が活用されている。
STPay-Topazファミリは、セキュリティや決済機能に関する認定に対応し、認証済みJavaCardプラットフォームで動作する決済アプリケーションを搭載しているため、スマートカードへの実装が容易だ。
同製品は、STの決済用SoCとして初めて40nm Flashメモリ技術を採用して製造されている。また、最新のArm SecurCore SC000 RISCプロセッサ(32bit)や暗号化アクセラレータなどのサイバー保護機能を搭載するST31P450セキュア・マイクロコントローラをベースとし、高度なサイバー攻撃を防ぐことが可能だ。
また、以下の様な国内外を問わず幅広い決済方式に対応しており、カード会社の製品管理の簡略化や、世界中のさまざまな市場への普及を可能にする。
- Visa
- MasterCard
- Amex
- Discover
- JCB
- CUP
- Elo(ブラジル)
- RuPay(インド)
- Interac(カナダ)
- BankAxept(ノルウェー)
- eftpos Payment Australia(オーストラリア)
- タイ銀行協会
銀行のアプレットに合わせて交通機関のアプレットが必要になる場合は、MIFARE Classic、MIFARE Plus、MIFARE DESFireのライブラリ、およびCalypso*がオプションとして提供されます。
STPay-Topazは、カードへの実装を容易にするために、インレイおよびアンテナ技術の幅広い業界規格に準拠した非接触またはデュアル・インタフェースの形状で、カット済みウェハまたはマイクロモジュールの状態で提供される。STPayの開発エコシステムには、スクリプト開発、動作検証、パーソナライゼーションに役立つツールやサンプル・スクリプト、およびSTのエンジニアによるサポートなどが含まれ、柔軟性とともに開発期間の短縮にも貢献する。
STPay-Topazファミリの最初の製品となる「STPay-Topaz-1」は現在サンプル出荷中だ。
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