ニフティが提供するクラウドサービス『ニフティクラウド』は、IoT化されたデバイスを管理する機能をクラウドサービスとして提供する「ニフティクラウド IoTデバイスハブ」のトライアルα版を、本日6月29日(水)から公開した。正式版は今秋提供予定。
通信技術の進歩やクラウドに代表される新しい技術の普及により、メーカーを中心にIoTに取り組む企業が増えている。一方で、デバイスのIoT化やその管理、デバイスからデータを収集するためのシステム構築には多大な時間と工数が必要となる。
「ニフティクラウド IoTデバイスハブ」は、デバイスに組み込んでクラウドに接続するSDKと、クラウド接続された各デバイスを管理できる機能を提供する。IoT化したいデバイスにSDKを組み込みクラウド側で認証することで、各デバイスやデバイスに紐づいた個々のユーザーを管理できる。また、別途開発したアプリケーションを用いて、認識したデバイスからオン/オフ情報や画像データなどのさまざまなデータを収集し、得られたデータをもとにデバイスを制御することが可能。
「ニフティクラウド IoTデバイスハブ」の利用により、企業はデバイスのIoT化にかかる多大なコストを削減してより本質的な価値の創造に集中できる。同社は同サービスの提供を通じ、IoTに取り組む企業を継続的に支援していくという。
なお、同サービスはIoTサービスに必要な各種機能をクラウド上で提供する「ニフティクラウドIoTプラットフォーム」の一機能として提供するものだ。同プラットフォームは、今秋、「ニフティクラウドIoT デバイスハブ」の正式版に加えて、データ可視化などの機能拡充を予定しているという。
「ニフティクラウド IoTデバイスハブ」の概要
サービス名称
ニフティクラウド IoTデバイスハブ
提供開始日
・トライアルα版: 2016年6月29日(水)
・正式版 : 今秋予定
特長
・SDKで簡単にデバイスのクラウド接続が可能
・デバイス、ユーザー、アプリケーションの各レベルでの管理が可能
・『ニフティクラウド』の各種機能や外部サービスとの高い接続性
・『ニフティクラウド』を踏襲した使いやすいユーザーインターフェース
提供機能
・デバイスSDK/モバイルSDK
IoTデバイスや通信ゲートウェイ、モバイルアプリケーションに組み込んでクラウド接続するSDK
・デバイス管理
IoTデバイスを管理する機能
・ユーザー管理
各IoTデバイスに紐づくユーザーを管理する機能
・アプリケーション管理
デバイス制御用アプリケーション(スマートフォンアプリ、Webアプリなど)を管理する機能。
・データフローシミュレーター
データ送受信テストをデバイスなしで実施できるシミュレーター機能
・スマートモジュール
『ニフティクラウド』の各種コンポーネントや、外部サービスとの連携機能
利用料金
・トライアルα版 : 初期費用、月額費用ともに無料
・正式版 : 正式版の提供開始時に公表
利用方法
・トライアルα版
1) サービスページより申し込み。
2) 別途提供されるトライアルα版用『ニフティクラウド』コントロールパネルにログインして、利用開始。
・正式版
『ニフティクラウド』のコントロールパネルより利用可能。
【関連リンク】
・ニフティ(NIFTY)
・ニフティクラウド IoTデバイスハブ
無料メルマガ会員に登録しませんか?
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。