ロームが衝撃検知に最適な±32G対応 小型加速度センサを開発、家電・産業機器やスポーツ・フィットネス機器の高機能化、小型化に貢献

ロームグループのKionix, Inc.,は、産業機器やスポーツ・フィットネス機器の衝撃検知に最適な高G対応の小型加速度センサ「KX222 / KX224」を開発した。

「KX222 / KX224」は、最大±32Gまで測定範囲を拡大するとともに、2mm角、3mm角の小型パッケージを採用しており、各種アプリケーションの高機能化や小型化に貢献する。同製品は2016年9月よりサンプル出荷(サンプル価格1500円/個:税抜)を開始しており、12月より月産100万個の体制で量産を開始する。

一般的に加速度センサは±20G未満の加速度が測定できる場合は重力や傾きの検知に、またそれ以上の場合は衝撃検知に適したセンサとされている。

これまでスマートフォンの傾き検出など、モバイル機器向けに低Gの加速度センサが広く活用されてきたが、各種機器の高機能化、多様化により、その用途はますます広がっている。特に近年は、白物家電や産業機器分野での振動検知、スポーツ・フィットネス機器における衝撃検知などの実現が期待されている。

こうした中、Kionix社は、加速度センサの測定範囲の拡大のほか、ジャイロセンサやコンボセンサのラインナップ拡充を進めてきた。

今回、開発した「KX222 / KX224」は、±8G、±16G、±32Gの3つの検出範囲を設けており、アプリケーションのニーズにあわせて検出範囲の設定が可能。Kionixが長年培ったMEMS生産技術を駆使し、従来品よりも高い加速度の検知に適したMEMS構造を実現、振動検知や衝撃検知に適した±32Gまでの加速度検出を実現した。

最大25.6kHzのサンプリング・レートや、従来の加速度センサと比べ約3倍となる高い共振周波数(最大6kHz)も振動検知・衝撃検知といったアプリケーションに適している。また、従来構造よりも耐衝撃性・耐久性に優れた構造により、振動検知など過酷な環境下でも正確な動作が可能だ。

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ローム

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