去る、5/18、大崎ブライトコアホールにて、IoTNEWS主催のIoTConference2016が開催された。
今のIoT界を牽引する講師陣があつまり、有料のイベントであるにもかかわらず、150名もの方が会場に入り、丸1日かけてIoTの今とこれからについて話あった。
クローズドなイベントで、有料であったため、詳細のレポートは控えさせていただく。
冒頭のウフル八子氏からIoTに必要なのは、DeCIDEだというお話をいただいたのち、コマツ四家氏よりスマートコンストラクションの要点や課題を生々しくお話しいただいた。

八子 知礼 氏

四家 千佳史 氏
午後のセッションでは、インテル野辺氏より自動運転の課題や展望を、さらにフレームワークス秋葉氏より戦略的ロジスティクスの中にどうIoTが入っていくのか、また、経営共創基盤の塩野氏からはAIを導入する上で考えなければならない多くのことを、ソラコムの玉川氏からはIoTに必要なプラットフォームがどういうものであるべきなのか、といった内容でお話しいただいた。

名古屋大学 客員准教授
野辺 継男 氏

秋葉 淳一 氏

人工知能学会倫理委員会委員
経済産業省 産業構造審議会 分散戦略WG委員
塩野 誠 氏

玉川 憲 氏
どの講演も突っ込んだ内容で、多くの受講者は「興味深かった」「明日から使える内容だった」と評価いただいた。
最後のパネルディスカッションも、大きく盛り上がりあっという間の8時間半であった。

来年は、IoT界隈自体が違うフェーズに移っていることが想定されるので、次回開催時はまた違った形でのカンファレンスを企画していきたい。
IoTNEWS 一周年
また、この日、IoTNEWSは一周年を迎えた。
思い返せば、1年前はまだIoTといっても眉唾な感じで見られていていた。大手のメディアは今とは異なり、総じて「バズワード」と揶揄していたものだ。
世界で起こる大きなうねりの中、日本は取り残されているかのような状態だったともいえる。2011年から提唱されているIndustory4.0をさも2015年になって騒がれるようになったという向きを見ても、世界の動きについて行っているとは言えない状態といえよう。
IoTは、基本的な理解の時点で広範囲な知識が必要なせいか曖昧な部分が多かったが、IoTNEWSはなるべく丁寧に一つ一つの取り組みを解説することで、IoTメディアとして広く認知されるようになった。
IoTNEWSのメディアパワー
現状のメディアパワーとしては以下のようだ。
1週間のアクセス:50,000PV程度
Facebookのいいね数:7,128
Twitterのフォロワー数:1,568
(すべて2016.5.26時点)
アクセスのピーク:午前9:00-10:00頃(19:00頃にはアクセスが落ちる)
デバイス別利用状況:PC-70%, スマホ-27%, タブレット3%
と、かなり「お仕事モード」の時に使われるメディアといえる。
Facebookの利用者との間のエンゲージメントを示す値も、管理画面で大手メディアと比較していただくとわかるがテクノロジー系メディアとしては群を抜いている。さらに、IoTConferencenにお越しいただいた方からいただいたお名刺を精査してもかなりの割合で管理職やIoT関連部署の方が多くこられていることからも、仕事で使う情報を取得しようとされていることがうかがえる。
2年目に入ったIoTNEWSだが、海外の情報も含めた国内の動向を広く追い、わかりやすくまとめていくことでみなさんの「実務に役立つ」情報をお届けしようと考えている。
今後の展開に期待してほしい。
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
著書に、「2時間でわかる図解IoTビジネス入門(あさ出版)」「顧客ともっとつながる(日経BP)」、YouTubeチャンネルに「小泉耕二の未来大学」がある。