内田洋行ビジネスITフェア2024

ボルボ・カーズ、コンシェルジェ・サービスの試行プログラムを実施

ボルボ・カーズは、スマートフォンを使用して自分のボルボ車にアクセスできるアプリケーション、“ボルボ・オン・コール(Volvo On Call)”の追加機能として、顧客の生活をさらに便利にするコンシェルジェ・サービスの試行プログラムを開始する。ユーザーはガソリンスタンドや洗車場への立ち寄り、あるいは点検整備のためのクルマの持ち込みといった、カーライフにおいて欠かせない手間から解放される。

ボルボは、サンフランシスコでこのプログラムを実施。新型XC90、または新型S90を所有する現地在住のボルボ・オーナーが対象となり、11月中にスタートし、約300名のオーナーの参加を予定している。これに先立ち、ボルボは、顕在化していない顧客のニーズを把握するため綿密なリサーチを行った。

ボルボ・カー・グループのグローバル・コンシューマー・エクスペリエンス担当上級副社長、ビョルン・アンウォール氏は、このコンシェルジェ・サービスについて、次のように述べている。「想像してみてください。朝出勤して車を停め、帰宅時には、車の整備点検や洗車、給油が完了している。これが、私達がお客様に提供しようと考えているサービスです。私達の調査では、人々が毎週これらの作業に何時間も費やしていることがわかっています。もっと有益なことに使えるように、私達は時間をボルボのお客様にお返ししたいと思います」

ボルボが実施したリサーチの結果では、回答者の70%以上が指先で操作できる給油サービスを望み、56%が定期メンテナンスのための車の引き取りサービスを希望し、49%が必要なときに自分の車を他の場所に移動してもらいたいと考えていたという。

サンフランシスコで行われる試行プログラムに参加するボルボ・オーナーは、テストアプリを用い、最寄りのコンシェルジェ・サービス実施拠点を確認し、スマートフォンからオーダーを入れることが可能。このオーダーはボルボ正規サービス拠点に送信され、給油、洗車、定期メンテナンス、その他オーナーが依頼する追加サービスが行われれる。

このアプリは1回使い捨てのデジタルキーを発行。デジタルキーは場所と時間を特定し、ボルボ正規サービス拠点に送信される。そしてサービスが完了すると、車がロックされてデジタルキーは失効。顧客の車は元の場所に戻されるか、顧客が指定した別の場所に届けることが可能だという。

※ボルボ・オン・コール、ならびにコンシェルジェ・サービスの日本での導入は未定。

【関連リンク】
ボルボ・カーズ(Volvo Cars)

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