SOMPOホールディングス株式会社は、米国シリコンバレーに拠点を置く研究機関およびインキュベーター(起業家支援を行う事業者)とパートナー契約を締結したことを発表した。
自動車を取り巻くデジタル技術が急速に進展するなか、SOMPOホールディングスは、保険やその他関連サービスにおける新たな顧客体験価値の創造を目的として、自動車、AI(人工知能)およびロボティクス分野などにおける最先端の研究開発に参画すべく、スタンフォード大学の研究機関「CARS」およびインキュベーター「Comet Labs」と提携した。
同提携は、SOMPOホールディングスが2106年4月に設立した「SOMPO Digital Lab※1」を中心に推進していくという。
「CARS」は、教育機関、自動車やIT業界および政府機関から有能な人材を招き、人を中心としたモビリティの未来、人と機械がどのように効果的に共存するかを研究するために設立された機関。SOMPOホールディングスは、同研究に参画することで、広く未来の自動車やモビリティに関する研究を行い、将来の保険のあり方や新たなサービスの創出等について検討を行っていく。
「Comet Labs」は、AIやロボティクス分野のベンチャー企業を支援するインキュベーター。SOMPOホールディングスは、機械学習やロボティクス分野のスタートアップと自動車やモビリティを取り巻く各業界のリーダーを集めたアクセラレーションプログラム(※2)に参画することで、革新的なテクノロジーを活用した新たな保険商品やサービスの開発などを目指す。
今後、SOMPOホールディングスは、これらの活動を通じて、世界的に加速するデジタル化の流れをいち早く掴み、グループの各事業における商品やサービスの改革に資する研究・開発を推進していくという。
※1 シリコンバレーにおいて最先端のデジタルテクノロジーに関する情報を収集するとともに、現地有力企業へのアクセスも担っている。
※2 ベンチャー企業に対し、その育成やビジネス拡大のために、資金や経営ノウハウの提供などを行い支援するプログラム。
【関連リンク】
・SOMPOホールディングス(Sompo Holdings)
・スタンフォード大学(Stanford University)
・CARS(Center for Automotive Research at Stanford)
・Comet Labs
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