トライエッティング、アルプススチールが需要予測でAI予測プラットフォーム導入

名古屋大学初のAI(人工知能)ベンチャーのトライエッティングは3月20日、オフィス家具メーカーのアルプススチールが、同社のノーコードAI予測プラットフォーム「UMWELT」を導入したと発表した。

「UMWELT」は、専門知識が不要で、様々な数量の予測が可能で、Excelデータと連携することでCSVをAI化し、業務を効率化するノーコード予測AI。

データクレンジングなど非常に手間のかかる前処理部分を自動処理できるアルゴリズムの「データ収集・前処理」、AI部分である機械学習や需要予測などの計算、解析に必要なアルゴリズムの「AIモデリング・解析」、Excelなどの各種ファイルに解析結果を結合し、BI表示するなどの「実装・システム結合」の機能を提供する。

アルプススチールは、スチール製のロッカーや書庫などを製造、販売をしているオフィス家具メーカー。同社は、製品の受注から発注の流れで、営業チームから製造チームにオーダー。営業チームが、実績と勘をもとに「どの品番をどれくらい製造するか」を予測して依頼していたため、予測が当たることもあれば外れることもある状況で、在庫の過多や不足、品番によっては在庫状況に差が出る事態が散見されていた。

そして、必要以上の製品を製造して、経営効率を下げることを未然に防ぐために、予測の精度を高める方法を模索。同時に、新型コロナウイルス感染症の影響によるサプライチェーン寸断などの不確実性が高まっている状況でも予測の精度を上げ、売れるモノを売れるだけ作れる体制の構築を考えていたときに、トライエッティングのソリューションを知り、導入に至ったという。

アルプススチールでは今後、「UMWELT」を需要予測だけではなく、工場で行う業務でも活用し、DX(デジタルトランスフォーメーション)化を推進していくとしている。

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