工場設備の予知保全に対応、東陽テクニカが低電圧駆動型の加速度計を発売

株式会社東陽テクニカは、加速度計などを製造・販売するアメリカのPCB Piezotronics, Inc.(以下、PCB)の低電圧駆動型加速度計「603M113」と「607M83」の2製品を本日より販売開始する。

東陽テクニカは、工場設備の状態監視や予知保全の用途に適したPCB製の各種加速度計を販売しているが、今回新たに2製品を加えさらにラインアップを強化する。これらは、低電圧で駆動するため振動測定用の特別な機器が不要で、より安価に状態監視や予知保全のシステムを構築することができる製品だという。

工場の機械設備を保全する方法として、従来、機械や部品が壊れたら修理をする「事後保全」や、壊れる前に一定の周期でメンテナンスを行う「予防保全」が行われてきた。しかし、これらの方法では、オーバーメンテナンスや保全技術者の経験や勘だけに頼ることによる無駄が生じる。

さらに、想定外の要因による突発故障が原因で生産ラインが停止するなど深刻な問題も起こりえる。そこで近年、機械の部品を監視し、その状態によって故障や不具合を予知し必要なメンテナンスを行うことで、生産ラインの停止や事故を未然に防ぐ、「予知保全」という方法へと移行しつつある。

東陽テクニカは今回、状態監視や予知保全の目的で振動を計測する最新の加速度計2製品を発売。低電圧(3~12VDC)で駆動するため、従来の圧電型加速度計に必要である高価なICPシグナルコンディショナやチャージアンプが不要で、より安価に状態監視や予知保全のシステムを構築することが可能になる。

【「603M113」と「607M83」の主な特長】

  • 状態監視と予知保全の両方に適用可能
  • 小型で設置が容易
  • 低価格
  • 広い周波数範囲:1.6Hz~10kHz
  • 低ノイズレベル
  • 防塵防水

【 主な測定対象 】

  • モータ
  • ギアボックス
  • ベアリング
  • 工作機械
  • ポンプ

【仕様】

工場設備の予知保全に貢献、東陽テクニカが低電圧駆動型の加速度計を発売

【関連リンク】
東陽テクニカ(TOYO)
「603M113」「607M83」製品サイト
PCB

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