厚生労働省は、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため、オンライン診療の提供について臨時的、特例的な取り扱いを行い、より多くの患者が受診できる体制作りに取り組んでいる。また、外出自粛要請による在宅勤務の推奨を受けて、オンラインでのコミュニケーションが身近になっている。
このような状況を背景に、株式会社オプティムは「オンライン診察プラットフォーム」のOEM(Original Equipment Manufacturing:提供先のブランドで生産・提供をする方式)提供を行い、遠隔制御を中心としたテクノロジーをパートナー企業に公開する事を発表した。
オプティムの「オンライン診察プラットフォーム」は、ビデオ通話機能、ID管理、決済機能、予約機能、ヘルスケアデバイスといった、オンラインコミュニケーションツールを用いた医療サービスを始めるための機能が揃ったプラットフォームである。

このプラットフォームを導入する事で、オンライン診療のほか、在宅医療や保健指導、健診、人間ドック、検査機関など、様々な医療サービスの提供を開始することができる。
「オンライン診察プラットフォーム」の主な機能
ビデオ通話、チャット
スマートフォンやタブレットをはじめ、パソコン、テレビなどの機器にも対応したビデオ通話機能を利用できる。また、チャット機能を使って文字でのやり取りもできる。
指示(赤ペン/指さし)
オプティムが開発した基本特許技術「Overlay Techology」による赤ペン機能や、指差し機能を用いて映して欲しい箇所の指示ができる。

ヘルスケアデバイス機能
血圧計や体組成計、体温計などのヘルスケア機器から取得したバイタルデータを取得する事ができる。

予約や決済
スマートフォンやタブレットからの予約やリマインド通知機能が利用できる。また、クレジットカードなどを用いることで、支払いをオンライン上で行うことができる。
薬・処方箋の配送支援
薬・処方箋の配送に必要な情報を管理することができる。
外部システム連携(要追加開発)
電子カルテやお薬手帳、その他業務システムとの連携ができる。
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