ロボットは今後、AI主に画像認識や音声認識の進展と共に進化し、各企業では、人手不足の解消に貢献することが期待されている。今回、ロボット製品開発のきっかけとなることを目的に、スペクトラム・テクノロジー株式会社は、自動運転、音声制御による走行、顔認識・物体認識を体験できる中上級者向けのロボット・カー開発キットを提供開始した。
同ロボット・カー開発キットは、GoPiGo3、各種センサ、カメラ、RaspberryPi3B+のハードウエアと、主にPythonで作成した開発用サンプルプログラムにより、自動走行、Alexaを使った音声制御による走行、Opencv、Yolo、Google cloud visionなどの画像認識を行うことができる。
GoPiGoは、Dexter社が、小学生から大学・社会人まで幅広く、ロボットを使ってプログラム習得することを目的に開発した。カメラ、距離センサ、Lineセンサ、温湿度センサなど数多くのセンサがあり、そのプログラムも公開されている。プログラム言語もScratch、Python、Java、Cなど準備されており、OSとしては、Raspbian、DEX OSなど利用用途により使い分けができる。
ロボット・カー開発キットの特徴は以下の通り。
- 音声制御による走行
Alexa voice service device SDKを搭載し、日本語音声の指示により、ロボット・カーを前進、後退、停止できる。Pythonプログラムを改造して自社向けにカスタマイズが可能。 - 自動走行(障害検知、障害回避)
距離センサ、サーボを使い障害物を検知して、自動で回避し走行できる。レーン追尾なども可能だ。 - AI(顔認識、物体認識)開発も可能
Opencv、Yolo、Google cloud visionを使い顔認識、物体認識(写真、ビデオ、リアルタイム)のAI機能も搭載しているため、幅広い開発が可能だ。Tensorflowも搭載可能。 - 初心者から上級者まで
主に、Pythonを使った中上級者向けプログラムを提供。一部Scratchを使い、LED点灯、リモコン走行、正方形走行などのプログラムを提供し、初心者にも利用が可能だ。必要なプログラムはインストール済で、簡単な設定ですぐ利用できる。ロボット・カーの組み立ては、初心者でも2~3時間程度で簡単に行える。 - 安心サポート
安心なマニュアルと14日間の無料サポートを行う。
ロボットカー基本キットは、以下の一式で59,800円(税抜き)だ。
- GoPiGo3ベースキット(距離センサ、サーボ、Piカメラ、マイク、スピーカ)
- RaspberryPi3B+
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