株式会社マクニカの社内カンパニーであるアルティマ カンパニーは、インテル プログラマブル・アクセラレーション・カード(以下、インテル FPGA PAC)インテル Arria 10 GX FPGA搭載版を使用して高速化するソリューションを検証するプラットフォームである「FPGA アクセラレーション・ラボ」の無償提供を開始した。
サーバーOEM各社がインテル FPGA PACを採用したことで汎用品として入手できるようになったインテル FPGA PACと、ワークロードに応じたソリューションを使用すると、TCOを大幅に削減することができる。TCOとは、Total Cost of Ownershipの略称で、システム導入時の費用と導入後に発生する運用費・管理費の総額である。
ユーザは「FPGA アクセラレーション・ラボ」を利用することで、SSL-VPNを使用したセキュアなリモート接続サービスで検証環境にアクセスし、導入効果や使用感を事前に確認することができる。
インテル FPGA PACを活用して高速化できるワークロードは、各社がリリースするソリューションによって異なる。同プラットフォームでは、Swarm64 ASが提供するデータベースの高速化ソリューション「S64DA」が利用可能だ。S64DAは、PostgreSQL、MariaDB、MySQLなどのリレーショナル・データベースにシームレスにアドオンできるソリューションで、大規模なデータも高速に分析処理を行うことでほぼリアルタイムなインサイトが可能になる。
今後、Swarm64 AS以外にも、Apache Sparkなどのビッグデータプラットフォームを高速化するbigstreamなど、顧客の要望に応じてデータ分析、メディア処理、ゲノム解析など、注目度の高いワークロードを高速化するソリューションも「FPGA アクセラレーション・ラボ」上で利用可能にする予定だ。
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