ファーウェイ(中国語表記:華為技術、英語表記:HUAWEI)とオラクルは、電力IoT分野におけるエコシステム・パートナーシップに合意した。
両社はこの合意に基づき、ファーウェイの「AMI(Advanced Metering Infrastructure)ソリューション」と、オラクルの公益業界向けメーターデータ管理アプリケーション「Oracle Utilities Meter Data Management(MDM)」、スマートグリッドネットワークを統合するためのアプリケーション「Oracle Utilities Smart Grid Gateway(SGG)」などの公益業界向けアプリケーション製品「Oracle Utilities」および関連製品のマーケティングと販売において協力していく。
両社はファーウェイのICT製品・ソリューションを活用しながら、オラクルが強みとする公益業界分野の強力な研究開発、導入、アウトソーシング・サービスとも連携を図りながら、顧客のニーズに応えるべく今後も協力していく予定だという。こうした協力体制のもと、堅牢なエンド・ツー・エンドのAMIソリューションを電力会社に提供し、顧客体験や事業運営における効率の向上と、省エネルギーおよび二酸化炭素排出量の削減の実現を支援していく。
Oracle PartnerNetworkのプラチナレベル・パートナーでもあるファーウェイは、強力なサービス・パッケージとして「AMIソリューション」を提供。同ソリューションは「Oracle Utilities MDM」、「Oracle Utilities SGG」、公益企業向け顧客情報管理アプリケーション「Oracle Utilities Customer Care and Billing(CC&B)」と連携してメーターデータ取得システム(Meter Data Acquisition System)や顧客側のシステムに対応することで、スマート・メーター、通信ネットワーク、ヘッドエンド・システム(HES)を管理できる。
ファーウェイとオラクルはすでに、オープン・アーキテクチャに基づいた標準的なテクノロジーを使用して、ファーウェイのAMIソリューションのHESと「Oracle Utilities MDM」、「Oracle Utilities SGG」の結合テストを完了している。
「Oracle Utilities MDM」は遠隔スイッチ、データ・イベント・アクセス、メーター疎通確認に対するメーター・コマンドの包括的な管理を実現する。こうした機能を備えた「Oracle Utilities MDM」とファーウェイのHESを連携させることで、スマート・メーター実装、遠隔操作、電気窃盗や電力品質に関する分析などにおける最適化が可能となる。
【関連リンク】
・ファーウェイ(Huawei/華為技術)
・オラクル(Oracle)
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