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ディズニーは2015年、人間と交流するソフト・ボディ・ロボットの特許を出願し、2017年4月に同特許が米国特許商標庁のデータベースに公開された。
この特許出願の背景には、ロボットシステムの値段が下がっていると共に、機能性と信頼性が上がり、日常生活でのロボット活用が増えてきているという現状がある。ロボットが店舗や遊園地での対話型案内を始め、学校や病院などでの訓練や治療を実施するため、人間と近接し、物理的に接触する場合が増加中である。この状況で、ロボット関節やボディ・パーツはできる限り人間に怪我やダメージをさせない工夫が必要だ。
今回の開発でロボットに子供との安全な 関わりを持たせるため、ロボット本体を柔らかく、耐久性 が高いものにしなければいけないと開発者が判断した。そのため、ロボットデザインには柔らかくて変形可能なパーツを採用する方針である。ロボット本体にガスやセンサを投入することで、あるレベルを超える人間との接触でロボット本体の部分が変形するという仕組みである。
同仕組みに基づいたデザインをテストするため、開発者が、遊びや物理的な接触に強いおもちゃサイズのソフト・ロボットを開発した。ロボットの上半身の部分が3Dプリンターで製造され、接触を感知する圧力センサや液体が充填された。そのソフトパーツのどちららかで接触が感知された場合、ロボットコントローラが相手に気を使い作動する。
将来、人間と接するロボットがソフト・ロボットであるべきという論をサポートしている技術者が増えている。多数のキャラクターを扱うディズニーリゾートにソフト・ボディ・ロボットは役立ちそうだが、一体リゾートで導入されるか、またはいつごろ導入されるかはまだ不明である。
Source: US Patent and Trademark office
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IoTNEWS代表
1973年生まれ。株式会社アールジーン代表取締役。
フジテレビ Live News α コメンテーター。J-WAVE TOKYO MORNING RADIO 記事解説。など。
大阪大学でニューロコンピューティングを学び、アクセンチュアなどのグローバルコンサルティングファームより現職。
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