昨今、働き方改革による業務見直しに伴って、個々人の事情に合わせた働き方や、通勤時間・移動時間を削減することによる、より効率的な働き方として、社内に限らず、出先や自宅、シェアオフィス・レンタルオフィスで業務を行う人が増加傾向にある。
また、政府推奨によるテレワークデイズの実施や天候不順時の在宅勤務などオフィス以外での勤務を行うケースも増えている。このような中、ビデオ会議市場は世界全体で年率12.1%伸びており、ビデオ会議専用端末とWeb会議サービスを両用できるシステムが成長している。
多くの企業では、会議室に据え置きで使用するビデオ会議システムでコミュニケーションを行うケースが継続している。ビデオ会議システムは安定性、Web会議サービスは接続のしやすさなど、それぞれメリットがあり、両方を準備して、それぞれ状況に応じて使い分けて使用している企業も多くなっている。しかし、現状では、限られたWeb会議サービスとだけの接続であったり、音声のみの共有しかできないといった課題が多くあった。
このような背景のもと、パナソニック株式会社は、2009年に発売した同社製ビデオ会議システム「HD映像コミュニケーションシステム(以下、HDコム)」に、Skype for Business、Teams、Zoomといった、さまざまなWeb会議サービスを接続可能にするWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックス「KX-VCG100J」を、HDコムの機能拡張オプション(※)として、11月14日に発売する。
オンプレミス型ビデオ会議システムとして、Web会議サービスの種類を問わず接続でき、映像・音声の双方向コミュニケーションを可能にする。
Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスを介して接続することで、Web会議サービス側もHDコムの1拠点として接続され、HDコムとWeb会議サービスを連携させた会議を実現できる。HDコムとWeb会議サービスで、お互いの参加者の映像や資料を確認しながらの会議が可能だ。接続するWeb会議サービスを限定しないため、既に使用しているWeb会議サービスと接続できるほか、将来導入予定の新たなWeb会議サービスに接続することもできる。

使用方法は、HDコムにLANケーブル経由でネットワーク接続したWebハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスと、Web会議サービス用のパソコンをHDMI/USBケーブルで接続するだけの簡単接続だ。Web会議サービス用のパソコンのカメラ・マイク・スピーカーとして、Webハイブリッドモード拡張ゲートウェイボックスを接続する。
※ 接続できるHDコムは、KX-VC2000J、KX-VC1600J、KX-VC1300Jで、ソフトウェアはバージョン6.01以上が必要。
無料メルマガ会員に登録しませんか?

IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。