ここまでは自律走行するサービスロボットを紹介してきたが、次に人が遠隔で操作するサービスロボットを紹介する。
3Dプリンターで作られた「OHMNI ROBO」

株式会社ISO総合研究所は「OHMNI ROBO(オムニロボ)」ブースを出展していた。
OHMNI ROBO(オムニロボ)はパソコン・スマホ等から遠隔操作することが可能なロボットだ。上部に取り付けられた画面に操作側のカメラの映像を映すことができ、離れた相手でもOHMNI ROBOを通して会話することが可能となっている。
OHMNI ROBO最大の特徴は、3Dプリンターで作られている点だ。
ニーズに合わせた形状・色のカスタマイズが可能になっており、金型等を使って製作されるロボットよりもコストを抑えて導入することが出来る。
活用事例としては、倉庫内での在庫管理や作業員の見守り、不動産での遠隔内覧、展示会での集客等が挙げられていた。
OHMNI ROBOはスタンダードプランでは30万~導入が可能になっている。
ロボットの遠隔操作で家事支援「ugo(ユーゴー)」

Mira Robotics株式会社は今年2019年2月に発表した家事支援サービス「ugo(ユーゴー)」を展示していた。
家事代行サービスには鍵の受け渡しをしなければならない、他人を家に入れなければならない等の心理的なハードルがあった。
ugoは遠隔から2本のアームを操作することが可能で、実際に人が来ることなく家事の支援を行うことができる。
遠隔操作で洗濯物をたたむugo
白いアームの部分が移動することで低い場所での作業にも対応している。
また、家事だけでなく店舗・物流倉庫での活用やビルメンテナンス、マンション管理等での活用も期待されている。
ugoの操作はインターネット環境とPC、コントローラーがあればトレーニングプログラムを受けることで誰でも業務が可能になっているため、例えば深夜の時間帯でも現地時刻が昼の海外のオペレーターをアサインすることが可能で、雇用の柔軟性につながるとしている。
また、ugoにはモーションAIが搭載されており、動作を学習し、学習した作業をコマンドとして登録することが出来る。
全てを人が操作するわけではないため、半自動・一人のオペレーターによる複数台の並列稼働が可能になっている。
ugoは現在2020年内の発売を目標に開発を進めている。
「2019国際ロボット展」 -レポート一覧
レポート1:デンソーウェーブとベッコフオートメーション、新コンセプトのロボットコントローラー「RC9」を共同開発
レポート2:デンソーウェーブが注力する、ロボットを簡単に動かす技術
レポート3:ABBが描く、デジタルツイン技術を使った「未来の工場」
レポート4:ロボットを簡単に構築できるTHKの「SEED Solutions」
レポート5:「指先」の感覚で部品のズレを調整する、オムロンのロボット技術
レポート6:製造現場の作業員が楽に動かせるロボット
レポート7:製造現場の制御は、ベッコフのリアルタイム実行環境TwinCATにより民主化の流れへ
レポート8:警備・接客・掃除、実店舗で活用されるサービスロボット達(本記事)

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