ナブアシスト、国交省が定める乗務後自動点呼でロボット版機器認定の第1号を取得

自動車運送事業者向けシステムなどを手掛けるナブアシストは2月16日、国土交通省が定める乗務後自動点呼で、同社のクラウド型点呼支援システム「点呼+(プラス)」のロボットが、ロボット版機器認定の第1号を取得したと発表した。

「点呼+(プラス)」のロボット
「点呼+(プラス)」のロボット

「点呼+(プラス)」は、「AIロボット版」「デスクトップ版」「モバイル版」を用意。AIロボット版では、これまで行っていた運行管理者と運転者との対面点呼を、ロボットが代わりに自動で運転者との点呼を行う。

具体的には、顔認証機能により、本人確認を実施し、ロボットが名前を呼ぶ。アルコールチェックでは、本人が確実に実施したのかを顔認証機能を活用し、なりすまし防止する。運転者に対する業務連絡については、写真や文字、チェックボタンなどロボットが連絡内容を伝え忘れることなく的確に運転者へ通知する。

また、運転者が運行管理者や交替運転者などに伝えたい内容は、音声録音機能と自動文字起こし機能を使って、記録をするとともに、運行管理者に通知することができる。

点呼結果は、あらかじめ登録されたメールや、コミュニケーションツール「Slack(スラック)」を利用して、運行管理者へ即時に通知する。そのため、離れた拠点の結果がどこにいても確認ができる。ロボットが行った点呼の結果はクラウドに保存され、専用のウェブサイトから、点呼結果の閲覧と点呼記録簿のダウンロードが行える。

同社では今後、走行中の車両から収集できる各種データを活用し、地域住民が安全に暮らせる街づくりを交通と運転者からサポートしていくとしている。

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