兼松、石川・加賀市で固定翼ドローンを使った血液輸送などの実証実験

兼松は3月10日、石川県加賀市と連携し、ドローンを活用した血液輸送などの実証実験を、3月13日~17日に実施すると発表した。

実証では、加賀市内の医療機関間を結ぶ配送ルートで、ドローンで血液などの模擬品を配送。配送を通じてドローン輸送での温度変化、温度管理、配送可能数の検証を行う。ドローンは、オーストラリアのSwoop Aero(スウープ・エアロ)社製の固定翼VTOL(垂直離着陸)型「Kookaburra(クッカバラ)」を使用する。

実証で使用する固定翼ドローン「Kookaburra」
実証で使用する固定翼ドローン「Kookaburra」

飛行ルートは、加賀市医療センターを中心に、「加賀温泉ケアセンター~加賀市医療センター」と「山中温泉ぬくもり診療所~加賀市医療センター」の2ルートを設定。

ドローンの飛行は「有人帯地帯」「目視外飛行」「幹線道路の横断」を含んでおり、将来におけるレベル4を想定した運用になる。医療機関施設で垂直離発着を行うことで、医療機関内の輸送ルート動線を可能な限り短縮できるように設定した。

兼松と加賀市は「空飛ぶクルマ・ドローンを用いた地方創生を実現するための包括連携協定」を締結。今回の実証実験は、加賀市が推進する「Advanced Air Mobility(AAM)」の産業集積を目指す「空の産業革命」の実現に向け実施する活動の一環で、将来のメディカルドローン配送ネットワーク実装化を目的に行うとしている。

無料メルマガ会員に登録しませんか?

膨大な記事を効率よくチェック!

IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。 また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。

そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。

  • DXに関する最新ニュース
  • 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
  • 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
  • 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ

など、多岐にわたるテーマが配信されております。

また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。

無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。 ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。

無料メルマガ会員登録