株式会社PALは、AIテクノロジーを活用した、物量予測とスタッフシフトの自動生成システム「AI CROSTA」の提供を開始した。
現在、物流センターにおける物量予想は、見込と実体が大きく乖離することが当然のこととして運営がなされており、日々変化する物量対応のため、センター長は急な人員調整や募集対応に悩まされ、また、計画・運営においても属人的な要素が多く、計画的なセンター運営を営んでいくためには大きな課題があるという。
そこで、同社は、AIテクノロジーを活用することで、日々変動していく物量予測を高い精度で算出し、そして、その予測物量に合致した最適なスタッフシフトを自動生成するソリューション開発を実施した。同社が運営するセンターで実証を重ね、自社での活用にとどまらず、製造・物流センターの運営に関わる法人に対して「AI CROSTA」の提供を開始する。
「AI CROSTA」は、過去の物量実績データや、センターの物量に影響を及ぼす外部要素、又は、荷主のマーケティング情報等を取り込むことで、精度の高い物量予測を算出する。それにより、センター長は、月・週単位の物量予測の作成、並びに、スタッフシフトの組み立て・工数管理や予算管理業務などを軽減することができること、労働者も安心して計画的に勤務できる環境を提供することが可能になるという。
システム開発は、AIソリューション開発に取り組むエーアイ・トウキョウ・ラボ株式会社、北海道大学大学院の川村 秀憲教授との産学連携での取り組みとなる。
「AI CROSTA」は、物流センター内の物量予測にとどまらず、モノの動きや人の稼働状況等、物流センター全体のデジタル化に取り組むことで(IoT)、物流センターにおける人工知能を活用したソリューション開発を進化させ、多くの物流センターでAIプラットフォームの活用が可能となるツールへと発展させていくことを目指しているという。
【関連リンク】
・パル(PAL)
・エーアイ・トウキョウ・ラボ(AI TOKYO LAB)
・北海道大学(Hokkaido University)
・AI CROSTA(エーアイクロスタ)
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