エフセキュアは、Apple Watchに対応したF-Secure Freedome最新版をリリースした。
iPhoneでFreedomeの利用者は、Apple Watch でのVPN(仮想プライベートネットワーク)の管理・監視が可能になり、データをリスクにさらすことなく、自由にApple Watchの利用を楽しめるようになる。
サードパーティ製アプリを実行するスマートウォッチなどのウェアラブル端末は、今後数年でより一層普及が進むと考えられている。
IT専門調査会社IDCのレポートによると、「スマートなウェアラブル」端末の出荷台数は、2015年に前年比683%の成長が見込まれており、2015年末までに3,310万台が出荷される見通しとなっている*。
エフセキュアのネクスト・ジェン・セキュリティ担当ディレクターのヤンネ・ピルティラーティは、「今回FreedomeがApple Watchに対応したことにより、ユーザはApple Watchのさまざまな操作を試す際にも、プライバシー保護を簡便に実現できる」と述べている。
ピルティラーティはさらに次のように述べている。
「ウェアラブル端末の普及が進むにつれ、ワイヤレス端末の活用の幅がさらに大きく広がっていくので、Apple Watch のような製品は非常に刺激的です。その一方で、新しいタイプのアプリは新たな習慣を生み出すことが多く、iPhone利用法にも変化がもたらされると考えられます。Apple Watchユーザは、習慣が変わることで自らのデータがリスクにさらされる恐れがあることを、しっかり把握しておく必要があるでしょう。今回発表されたFreedome最新版は、Apple WatchでのFreedomeの管理を可能にし、このプロセスをいつでも簡単に行えるようにしています」
Freedome最新版のリリースにより、ユーザはApple Watchを、手持ちのiPhoneで実行しているFreedomeのリモコンとして利用し、データを常に保護できるようになる。
具体的には、iPhoneを通じて、データが安全でない公衆ワイヤレスネットワークにさらされることのないよう、Apple Watchを利用してアプリのオン・オフを行ったり、Freedomeのブロックしたトラッキング件数をApple Watchで監視が可能になる。
【Freedomeについて】
Freedomeはボタンを1回押すだけでVPNを提供し、通信の暗号化、ジオブロック(地域制限)のあるウェブサイトやストリーミングサービスにアクセスするための仮想ロケーションの変更、悪意のあるウェブサイトやインターネットのトラッキングのブロックなどを簡便に実現する。
Freedomeは現在、iOS、Android、Windows PC、OS X、Amazon Fire 端末に対応している。
https://www.f-secure.com/ja_JP/web/home_jp/freedome
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