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通信 > ソフトバンクとNEXTWAY、5G基地局の支持柱の内部に「ポリマテリアル」を充塡する施工方法を開発
これまで5G基地局の投資コストを抑えながら早期にエリア拡大を進めるために、4G基地局などで使用している既設の支持柱を活用することを検討してきたが、強度不足が課題だった。
ソフトバンク株式会社とNEXTWAY株式会社は、5G基地局の整備においてアンテナなどの支持柱の内部に強度が高い複合素材「ポリマテリアル(※)」を使った製品を充塡する施工方法を開発した。
同施工方法は、ポリマテリアルを既設の支持柱の内部に充塡して剛性を強化することで、支持柱を新設せずに5Gのアンテナの増設を可能にする工法である。剛性が強化されることによって柱強度が平均1.37倍(最大2.0倍)になり、柱が屈曲することを防ぐとともに、補強用のプレートや接合部にかかる力を軽減できる。
また、ポリマテリアルを支持柱の内部に充塡する専用の施工用治具も、共同で開発した。同治具は先端ノズルと搬送ユニットで構成され、搬送ユニットに設置したモーターでポリマテリアルを運び、支持柱の内部に充塡するものである。
これまで5Gのアンテナを増設する場合は、既存のアンテナを一度取り外し、支持柱を新しいものに交換してから5Gのアンテナを設置するという工事が必要だったが、同治具を使うことで、施行作業は治具の組み立てとポリマテリアルの充塡、5Gのアンテナの設置だけとなり、工法の簡易化を図ることができた。これにより、従来の工法では平均6日かかっていた工期を約2時間に短縮し、施工コストも削減できる見込みとなった。
施工イメージ
今後ソフトバンクは、2021年1月から順次、5G基地局のアンテナの設置工事に同施工方法を導入する予定としている。
※ ポリマテリアル:芯材となるさまざまな素材に特殊塗料を塗布した複合素材。軽量でありながらも強度が高く、成形自由という特長を持つ。
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