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ヘルスケア・医療 > FRONTEOと慶應義塾大学、自然言語AIを用いたうつ病・躁うつ病診断支援プログラムの技術開発を行う共同研究を実施
厚生労働省「患者調査」によると、2002年から2017年までの15年間で、日本における気分(感情)障害の外来患者数は68.5万人から124.6万人と約1.8倍に増加し、100人に約6人が生涯のうちにうつ病を経験しているとされている。またアルツハイマー型認知症有病者数は7万人から51.3万人と約7.3倍に増加し、2025年には730万人(高齢者の約5人に1人)に達すると推計されている。これらの疾患への対策は、本邦における重要な社会的課題の1つであると言える。

株式会社FRONTEOと学校法人慶應義塾は2015年より、AIを用いて認知機能障害のスクリーニングを行う「会話型 認知症診断支援AIプログラム」の開発に向けた共同研究を行い、また2020年4月に共同研究契約書を締結している。
このほどFRONTEOと慶應義塾は、うつ病・躁うつ病のAIを用いた客観的重症度評価技術開発と臨床場面での活用、社会実装に向けた技術開発について、共同研究契約に関する変更覚書を締結した。
同プログラムは、FRONTEO独自の自然言語解析AI「Concept Encoder」を利用し、医師と患者との間の5~10分程度の日常会話から認知機能障害をスクリーニングできるシステムである。
FRONTEOは、同共同研究に基づく同プログラムの開発において、2021年12月に臨床試験の症例登録を完了し、現在、薬事承認に向けたプロセスを進めている。この研究開発を通して蓄積した知見をうつ病・躁うつ病にも応用し、AIによる診断支援プログラムの医療現場での早期実用化・市場浸透を目指して取り組むとしている。
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