グローリー、顔認証技術を活用した入退場管理の実証実験を競馬場の指定席エリアで実施

グローリー株式会社は、日本中央競馬会の東京競馬場および京都競馬場の指定席エリアにおいて、顔認証技術を活用した入退場管理の実証実験を、2023年11月4日~12日の東京競馬開催日、2023年11月18日~26日の京都競馬開催日に実施した。

現在、競馬場の「指定席エリア」には、QRチケットをスタッフが専用のデバイスで読み取り、認証しなければ指定席エリアへ入退場することができない。

そこで実証実験では、入退場時における利便性向上の検証を目的に、入退場の際、QRチケットを準備することなく「顔」で入退場可否を判定する新たな仕組みを取り入れた。

具体的には、顔画像登録端末で自身の顔画像を登録しておくと、指定席エリアへの入退場時は顔認証端末に顔をかざすことで本人認証ができ、入退場が可能となる。

顔認証を実現するには、「約1,500名が入場する際、簡単に登録ができること」「レース直前に再入場が集中する状況において、安定的に入場できる認証性能を有すること」が必要であり、実証実験では、顔認証による入退場管理の実用性や利便性、登録と認証にかかるスピード、認証精度がどこまで担保できるかなどを検証した。

その結果、入場時の顔画像登録は平均約5秒で行え、また、入退場時の顔認証は平均約1秒で認証を実現することができた。

再入場のピーク時には、認証端末5台で1分間に約100名の認証を行うことができたほか、帽子とマスクを着用した条件下でも、99.5%という精度の本人認証率が保持できていること、顔認証のスピードが有効であることを確認した。

グローリーは今後、2024年3月に、指定席エリア向け無人入退場ソリューションの実用化を目指すとしている。

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