DJI JAPAN株式会社は、3Dモデル用のインテリジェント編集ソフトウェア「DJI Modify」を発表した。
このソフトウェアは、DJI Enterpriseドローンと3Dモデリング&マッピング ソフトウェア「DJI Terra」をシームレスに連携し、航空測量、モデリング、モデル編集向けの包括的なソリューションを提供し、測量、輸送、消防活動、緊急対応などのオペレーションのニーズに応える。
どんなDJI Terra 3D モデリングプロジェクトでも、ワンクリックで起動し、DJI Modifyが有効になると、事前に識別されたオブジェクトやモデルの前処理などを含むモデル編集用のDJI Terraファイルが自動で生成される。写真編集用のフォトショップのように、よくある3Dモデルの欠陥をシームレスかつ効率的に修復する。現在、DJI Modifyは、DJI Terraで生成されたモデルのみ修復可能だ。
さらに、直感的な操作画面に加え、インテリジェント編集ツールに対応しており、複雑な設定は不要だ。モデルファイルは、DJI Terraやサードパーティ製ソフトウェアと互換性のあるPLY、OBJ、B3DM形式で素早くインポート・エクスポートできる。その後、処理済みのモデルはクラウドに共有でき 、ソフトウェアをインストールしなくても、共有リンクを介してオンラインで確認できる。
DJI Modifyの自動修復・編集機能は、平滑化、テクスチャ編集、水面修復、浮遊ノイズ除去、穴埋めをサポートしている。編集は、ワンクリック操作を使用するか、ポリゴン、エリア、メッシュを選択して手動で行うこともできる。モデル表示技術により、一つの画面上で高品質モデルと低品質モデルを表示しながら編集することができる。編集結果はモデル間で同期され、すぐにプレビューすることができるため、モデル編集に問題が発生してもユーザーは迅速かつスムーズに対処できる。
DJIのコーポレート ストラテジー担当シニアディレクターのChristina Zhang氏は「航空測量業界において、複雑なモデル処理タスクは、長年の課題となってきました。DJI初となるスマート3Dモデル編集ソフトウェアDJI Modifyが新たに登場したことで、現在、DJI Enterpriseソリューションは、データ収集からデータ処理、モデル編集に至るまでの全工程をカバーできるようになりました。これにより、ライブ3Dモデルの編集がよりスマートに行え、測量技師、輸送オペレーター、ファーストレスポンダーのワークフローの改善に貢献できると考えています」と述べている。
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