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要素技術 > ウェザーニューズ、港に滞留する船舶数を予測する「Berth Waiting Forecast」を提供開始
海運業界では、強風・高波・台風などの気象現象や、季節、曜日によって、船が目的地に到着しても港湾で長期間待機しなければならない場合がある。また、船の待機期間が長引くことで、その後の運航計画の変更や想定していない燃料消費が生じるなど、ビジネスに広く影響することから業界全体の課題となっている。
株式会社ウェザーニューズは、船の位置情報と気象データを組み合わせ、港に滞留する船舶数を予測する「Berth Waiting Forecast」の提供を開始した。
同サービスは、船舶自動識別装置(AIS)と各港湾のデータを組み合わせることで、港湾ごとのリアルタイムな滞船隻数や滞船日数はもちろん、1日ごと1週間先までの滞船隻数予測を表示することができる。予測には、7万隻を超える船の位置情報、気象条件、季節、曜日を組み合わせた独自のAI解析モデルを利用している。
現在は、主要港湾に加えてブラジルやパナマ運河周辺の港湾など、過去に干ばつや大雨・洪水によって封鎖や大規模な滞留が発生した港湾で予測の提供を開始しており、利用者のニーズに合わせて予測エリアをさらに拡大していく予定としている。
同サービスで目的地到着後の長期間の滞留リスクを把握することで、船の速力の調整や目的地・ルートの変更など運航計画を見直す参考情報として利用できる。また最適な運航計画の実現により、想定以上の燃料消費およびCO2排出量の削減への効果が見込まれる他、船体の海洋生物の付着防止、用船契約や人員の手配の最適化などが見込まれる。
ウェザーニューズは今後、AISのデータを解析することで目的地への到着予定日を算出し、予測へ反映させるなどのバージョンアップも予定しているとのこと。
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