東レエンジニアリングとNEC、PLMソフトウェア「Obbligato」と生成AIで設計の高度化を目指す実証を開始

東レエンジニアリングと日本電気(NEC)は、設計業務の上流工程の作業効率化と技術伝承促進を目指し、NECのPLMソフトウェア「Obbligato」と生成AIを用いた実証を、2024年8月から開始する。

生成AIは、過去の製品開発で蓄積された技術情報を効率的かつ高精度に検索・要約し、設計者の質問に対する適切な回答を提供する。これにより、技術伝承と最適化された上流設計の促進が期待される。

具体的には、東レエンジニアリングがすでに導入しているNECの「Obbligato」と、大規模言語モデル(以下、LLM)を連携させる。LLMは、「Obbligato」が選択したドキュメントに登録されたファイルを要約し、技術情報に関する質問に対しては、LLMが過去の製品開発で蓄積された情報を基にチャット形式で回答する。

東レエンジニアリングは、NECの「Obbligato」とLLMを活用し、各分野における設計業務の効率化および精度と速度の向上の有効性を検証する。

NECは、「Obbligato」のLLM活用に関する実証を拡大し、LLMを搭載した「Obbligato」の新バージョンを2025年春に提供開始する予定だ。

なお、NECは、日本語性能を持つ自社開発のLLM「cotomi」と連携した「Obbligato」を、2024年6月19日から21日まで東京ビッグサイトで開催される「設計・製造ソリューション展」に参考展示するとのことだ。

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