株式会社日本触媒は、同社の姫路製造所 ファイン製造部における生産計画業務の効率化を目指し、株式会社ALGO ARTISの化学業界に特化したSaaS型生産計画ソリューション「Planium(プラニウム)」を導入した。
少量多品種の製造を行う際は、製品を一定の単位ごとに区切って製造するバッチ生産が行われるケースが多く、計画業務が複雑化しやすいという課題がある。
日本触媒 姫路製造所ファイン製造部においても、多様な制約条件を踏まえた高度な計画策定業務に伴う属人化や、販売予定や生産状況の変更に伴う日々の計画修正の煩雑さ、各種計画と基幹システムとの連携が容易にできないことが課題であった。
そこで、業務特性や現場の制約条件を踏まえたうえで計画策定ができるSaaS型生産計画ソリューション「Planium」を導入した。
これにより、複雑な生産計画を独自AIが草案自動作成し、順序制約や装置の使用優先度などに違反した場合アラートで可視化することができるようになった。
また、「Planium」による抜け漏れの確認や計画変更、在庫推移や納期回答などの関連情報修正への自動連動などにより、年間で50%以上の計画工数削減に加え、業務の平準化やBCP(事業継続計画)への対応ができるようになったのだという。

将来的には、製造部と営業部門の情報連携にも活用を広げ、タイムリーな生産・販売活動を支える仕組みを構築する計画だ。
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