リッジアイ、複数の専門解析AIを統合する生成AI基盤「Zeus」を提供開始

株式会社Ridge-iは、複数の専門解析AIを統合し、情報分析からレポート作成までの一連の業務を自動化する生成AI基盤「Zeus(Zero-shot Entity for Universal-earth-understanding System)」を、2026年6月15日より提供開始すると発表した。

同ソリューションは、衛星画像解析をはじめとする多様な専門AIを束ね、現場の知見に基づいた高度な推論と意思決定支援を一気通貫で実現するシステムだ。

単一のAIモデルでは得られない横断的な分析を可能にするオーケストレーション機能と、組織固有のデータを知識としてシステムに組み込むことができる。

システムは、利用環境の機密要件に合わせて2つの形態で提供される。

外部ネットワークから完全に切り離された環境で動作するオンプレミス版の「Zeus Edge」と、最新のAIモデルや大規模な計算環境にアクセス可能なクラウド版の「Zeus Cloud」だ。

これにより、高いセキュリティが求められる現場であっても、安全に導入することが可能となっている。

リッジアイ、複数の専門解析AIを統合する生成AI基盤「Zeus」を提供開始
Zeusを使った業務フローイメージ

また、社内のデータベースやPDF、PowerPointといった既存の文書を取り込み、RAG(検索拡張生成)機能を通じて自組織の知識として活用することができる。

導入時には専門のエンジニアが現場の運用に伴走し、「誰が、どの順序で、何を重視して判断するか」という固有のプロセスをシステム上に実装するため、実務に即した精度の高い出力を得ることができる。

具体的には、衛星画像と過去の報告書を突合して通常とは異なる変化を検知してアラートを発出したり、定常的な業務報告書のドラフトを自然言語で自動生成したりと、多角的なデータ検索と分析の質を維持しながら、業務効率を向上させることが可能だ。

リッジアイは今後、現在の衛星画像や通信・電磁波情報などに加え、船舶や航空機の動態データ、各種センサデータへと対応領域を広げていくとしている。

さらに、自社開発のモデルにとどまらず、他機関や他社が開発した専門解析AIもプラグインとして組み込める基盤へと発展させる計画だ。