日立ソリューションズ西日本、金融機関向けにAIで規程確認作業の効率化を支援するサービスを提供開始

株式会社日立ソリューションズ西日本は、生成AIを活用して、金融機関の担当者による業務規程の確認作業を効率化する「業務規程ナレッジ検索・活用サービス」の提供を、2026年10月2日より開始した。

同サービスは、ナレッジベースのAIエージェントが業務規程に基づく回答を生成し、根拠となる条文とともに提示するものだ。

利用者の役職や経験に応じて回答内容を調整することで、経験の浅い職員には実務手順や注意点を、管理者には判断基準や確認観点を分かりやすく提供する。

また、業務規程の検索機能に加え、文書やメールの作成、文章の要約・添削、情報整理などを支援するAIチャットも提供する。

これにより、利用者は業務規程の確認だけでなく、稟議書や各種申請書、顧客向け通知文や行内周知文の作成・添削、会議議事の要約・整理など、金融機関のさまざまな業務で生成AIを活用することができる。

さらに、担当者の役職や熟練度(新人・ベテラン・管理者)に応じた「ロール別回答」を生成する。

新人には業務手順を含めて詳しく説明し、管理者には判断基準や監査・確認観点を強調するなど、利用者の役割に応じた情報提供を行う。

日立ソリューションズ西日本、金融機関向けにAIで規程確認作業の効率化を支援するサービスを提供開始
「業務規程ナレッジ検索・活用サービス」の利用イメージ

システムは、IP-VPNによる閉域網と推論型AIを用いた金融アプリ統合サービス基盤上で動作するため、入力データが再学習に利用されるリスクを排除し、金融基準のセキュアな環境での運用を可能にしているとのことだ。

なお、同社では、ある金融機関と業務に即して作成したテストケース(質問)に対し、想定する回答を適切に提示できるかという業務適用性の観点でPoC(概念検証)を実施。その結果、金融機関から事務集中部門と同程度の回答が提示されることで、実運用に適用可能との評価を得たとのことだ。

今後は、金融機関での機能拡充に加え、各種規則類の管理や活用に課題を抱える他業種への展開も進めていく方針だ。