近年、女性社員のみならぬ男性社員の身だしなみへの配慮も重要視されるようになり「ビジネスシーンで会った男性の肌をチェックする」という人の割合は、男性で41.8%、女性で58.3%にのぼっている。
この様な背景から、クレストホールディングス株式会社は、自社の福利厚生として、男女それぞれ専用の肌ケア・化粧品グッズを完備した「男女兼用パウダールーム」をオフィス内に設置し、社員の「身だしなみメンテナンス」のサポートを開始した。
パウダールームやトイレには、男性向けスキンケア商品を展開する資生堂ジャパン株式会社より提供作成されたスキンケアグッズを設置し、社員が自由に利用できるようにしている。
さらに、社内パウダールームの入り口には、グループ傘下の株式会社クレストが店舗等における来場者の性別・年齢等を識別しマーケティング分析に活用できるトラッキングカメラ「esasy(エサシー)(※)」を設置し、AIによる推定年齢を自分で確認することができる仕組みを導入した。
画像解析による年齢推定で社員が自分自身の疲労度をesasyに接続したパソコンで確認できることで、ビジネススキルの一環としての自身の身だしなみの管理を促し、ビジネスパフォーマンスの向上を支援する。
クレストのサイン&ディスプレイ部門 営業の山平貴典氏は「営業なのでお客様と接する時にはある程度身だしなみには気を付けていましたが、意識的に鏡を見るようになり、初めて顔に疲労や体調不良が肌に出てしまっていることに気が付きました」と述べている。
また、「オフィスの一室に男女兼用のパウダールームがあると、「男性も身だしなみチェックやケアをするのは当たり前」という空気になるので、変な気を使わずに利用できています。お客様に合う前はもちろん、日頃から自分の身だしなみケアにも活用しています」と述べている。
※ 動画を保存せずにカメラに接続した小型端末での画像解析を行っており、顔写真などの個人情報がサーバに保持されないために個人情報流出を防ぐことができる。同カメラを用いることで、交通量検知(一定時間内にその空間に何人居たか、何人カメラの前を通過したかを計測)、顔検出(何秒見ていたか、何回見られたかを計測)、年齢性別推定(性別・年齢を計測)ができる。
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