現在、多くの企業がメールの監査を行っているが、これらに共通する課題は、時間と労力、そして網羅性である。一度に確認できる数には限界があるため、サンプルを抽出して確認したり、キーワード検索で抽出したりするが、必ずしも見つけたいものにたどり着けるとは限らない。
そこで、株式会社FRONTEOは独自で開発しているAI「KIBIT」を用いたコンプライアンス違反の予兆発見・監査サービス「saki-mori(さきもり)」の提供を開始した。
saki-moriは、AI「KIBIT」が顧客から提供された少量のサンプルメールを教師データとして、膨大な量のデータから統計的手法により精度を担保しながら「人による確認が必要な文章」と「AIが審査するもの(人が確認しなくてもよい文章)」を判断し精査していく。そのため、人が見るべき文章量が削減できるだけでなく、急を要する度合いに応じてスコアリングされる。その他の詳しい特長は以下の通り。
- AIを使ったメール監査でコンプライアンス違反やルールの逸脱等につながりそうな予兆メールをまとめて発見できる。コンプライアンス違反が検知された場合には、FRONTEOによる不正調査に移行することができる。
- 調査内容を担当部署、役員に報告。注意が必要と思われるメール内容を社内で精査する。
- 企業不正に発展する前に適切に対応、指導することで、問題の「芽」を摘み、企業の健全性を保つことが可能である。
- 対象人数は3名程度から1,000名以上の規模まで対応でき、期間も1か月単位、四半期単位など選択可能。対象者も固定ではなく、都度変更できるため、一年を通じて複数部署を順番に監査することも可能である。
これにより、ハラスメントや経費不正請求、キックバック、情報持ち出し、カルテル・癒着など、企業におけるコンプライアンス違反やルールの逸脱等の予兆や不穏な動きの早期発見と早期対応に貢献する。
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