ソフトバンクと慶應義塾大学、ヘルスケアを軸としたAIアシスタントに関する共同研究を開始

日本社会は現在、少子高齢化や医療費の増加などの課題を抱え、健康や予防医療への関心が高まっている。また、科学技術や産業の発展に伴い、人々のライフスタイルが急激に変化し、複雑化している。そうした中、人々にとって最適なヘルスケアは一様ではなく、身体的、精神的、社会的に良好な状態を意味する「ウェルビーイング(Well-being)」という観点でヘルスケアを考える必要性が増している。

そのような中、慶應義塾大学殿町先端研究教育連携スクエア(※)とソフトバンク株式会社は、理想的なライフデザインの実現をサポートするAIサービスの社会実装に向けた包括連携協定を締結し、ヘルスケアを軸としたAIアシスタントの開発と社会実装に向けた共同研究を実施する。

同研究では、宮田 裕章教授を中心とするプロジェクトチームが、慶應義塾大学のウェルビーイングリサーチセンターでの研究において培った医学的観点と、ソフトバンクのAIやIoTをはじめとする技術やサービスに関するノウハウを生かして、今後開発予定のヘルスケアサービスなどを通して取得されるビッグデータを解析し、AIのアルゴリズムを研究・開発していく。

慶應義塾大学医学部 医療政策・管理学教室の宮田 裕章教授は「超高齢化社会に突入する日本においては、病気になってからの対応だけでなく、より早い段階からの対応が必要です。この時、「魅力的な生き方が自然と健康につながる」ということや「格差や病気が人生の障害にならない」というような観点でヘルスケアを考えることが重要になります」と述べている。

また、「人々の多様な生き方を支える上で、これまでの医療機関が保有するデータだけでなく、5G環境下で活用可能になるIoTデータや、人々を軸にしたスマートフォンなどから得られるライフログデータが重要になります。このプロジェクトでは、ソフトバンクの最先端のテクノロジーと、慶應義塾大学が切り拓く学術的知見を組み合わせることで、人々の多様な生き方に寄り添いウェルビーイングを高める実践的研究を行っていきます」と述べた。

※ 川崎市の殿町国際戦略拠点キングスカイフロントに集積する企業および研究機関などとの連携・協力によるイノベーションの創出を目指し、科学技術振興機構リサーチコンプレックス推進プログラムを活用したウェルビーイングの研究などを推進している。

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