AI/IoTは、現場で多数のデバイスを使用して展開されるため、多数のデバイスのシステムの管理とメンテナンスに課題が生じる。たとえば、AIトラフィックモニタリングでは24時間稼働の数千の推論システムが多数展開され、これらのシステムの更新とリセットは展開の規模が大きいほど困難となる。
さらに、ほとんどのリモート管理システムはNVIDIA Jetsonの代わりにWindows/IntelプラットフォームWintelに対応しているため、現場のWindows/Intelではないデバイスの管理が困難である。
アドバンテック株式会社、Allxon Inc.、マクニカ株式会社は、エッジAIリモート管理ソリューションを日本市場向けに販売することを発表した。同ソリューションではAI/IoTプラットフォームの大規模な展開を容易にするオープンデバイス管理プラットフォームを提供する。
Allxonのデバイス管理ソリューション(以下、DMS)は、集中型クラウドデバイス管理ソリューションを提供し、大規模に展開されたWindows/Intel以外も含むマルチプラットフォームのリモート管理を実現する。
他方、アドバンテックの産業用PCであるエッジAIシステムシリーズ「MIC-AI/ IVA」は、産業用堅牢デザインと多様なI/Oを特長としている。その堅牢性やコンピューティング機能と低消費電力は、過酷な産業環境でもエッジAIアプリケーションのコンピュータリソースとして適する。
今回の協業により、Allxon DMSを使用することで管理者はアドバンテックのMIC-AIをリモート管理できる。システムインテグレーターは、Allxonのサービスを使用して、MIC-AIシリーズエッジプラットフォームをリアルタイムで監視およびトラブルシューティングする。MIC-AIを使用した新しいシステムの導入または更新は、規模や環境を問わず容易かつ効率化につながる。
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