一般的に、顔認証やサイバー攻撃の検知・分析を行うAI分析エンジンは、あらかじめ設定した量のデータをすべて取得してから分析し、結果を出す。例えば顔認証を活用した入退場ゲートでは、複数フレームの画像を連続して撮影し、データを蓄積してからそれらを総合的に判断することで個人を認証する。
そうした中、日本電気株式会社(以下、NEC)は、時系列データのリアルタイム分析において、高い精度を維持しながら高速に判断するAI技術を開発したことを発表した。
今回発表された技術を顔認証やサイバー攻撃の検知・分析に適用した場合、既存の手法と同等の精度を維持しながら、処理スピードを最大20倍高速化することが期待される。所望の信頼度が得られたタイミングでデータ収集を打ち切り判断するため、認証や検知・分析を高速化することができる。
顔認証入退場ゲートにおける適用イメージ
同技術は、必要な情報が集まり次第直ちに解答する「早押しクイズ」のような、複雑な意思決定を行う際にみられる脳活動の知見を応用して開発された。
また、あらかじめ設定した量のデータすべてを取得する場合は、より高精度な判断が可能だ。
NECは同技術を、NECの生体認証「Bio-IDiom」の中核技術である顔認証AIエンジン「NeoFace」への搭載を目指しているとしている。
また、不正通信などサイバー攻撃の検知・分析の速度・精度の向上をはじめ、時系列データを活用する領域全般への適用を検討するという。
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