日本電気株式会社(以下、NEC)は、大阪府のニッペパーク岡東中央に設置したスマート街路灯に搭載されたネットワークカメラから得られる人流データを活用し、近隣にある小売り店舗の来客数、販売数の予測に基づいたフードロス削減施策実現に向けた実証実験を実施した。
スマート街路灯
同実証実験は、ニッペパーク岡東中央の近くでパンの製造・販売を行う九十九堂本舗にて行われた。これまで店舗では、製造責任者がこれまでの傾向や在庫数、天気に基づいてパンの製造数を決定していたが、今回はスマート街路灯のカメラから取得した人流データおよび、過去の客数・販売数、天気情報、カレンダー情報を基に、NECがAIを活用して需要予測を行った。
スマート街路灯には、LED照明・無線機・スピーカー・ネットワークカメラ・LCDサイネージが装備されており、カメラで撮影した映像をNECソリューションイノベータの画像による人物像分析システム「FieldAnalyst」で解析し、日常の通行者の人数・属性(性別・年代)分析を行っている。
2021年3月18日から5月10日までの各種データをAIで学習・分析し、そのデータに基づき5月11日から20日までの客数と販売数を予測した結果、今回実証を行った過去データに対するシミュレーション(予測結果をもとにパンの納品数を調整すると仮定)結果であるものの、この期間では売れ残りによる廃棄数を従来実績から最大9割程度削減できるケースがあることを確認できた。
なお、同取り組みは2021年3月に枚方市と締結した「スマート街路灯の実証実験に関する協定」に基づき行われたものである。
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