TOP >
人工知能(AI) > 日工、コンクリートプラントに導入可能な画像認識AIによる骨材判別システムを開発
コンクリートは、構造物の基礎など社会インフラを支える重要な材料である。主に水・骨材(砂利や砂などの総称)・セメントで構成されており、製造過程では指定した配合で正確に練り混ぜることが重要となっている。
生コンクリート製造過程において、プラント受材設備へ骨材を受け入れる際、オペレーターや作業員の操作ミスで意図しない貯蔵場所に骨材が供給されてしまうと、大量の骨材を抜き取らなければならず、場合によっては破棄しなければならないという課題があった。
日工株式会社は、コンクリートプラントに導入可能な画像認識AIによる骨材判別システム「骨材判別AI」を開発し、半年以上のテスト運用を経て2022年3月に1号機の本格運用を開始する。
骨材判別AIは、主にカメラとPC(AIモジュール)で構成されている。受材設備に受け入れられた骨材は骨材判別AIにより判別され、AIで正しいと判断された場合は受け入れ継続、判別が誤りと判断された場合には、人による正誤の確認が行われるフローとなる。
「骨材判別AI」 システム全体イメージ図
同実証実験では、15mm砕石・20mm砕石・山砂・砕砂を使用し、教師あり機械学習の判別方法で行ったところ、99.5%以上(7ヶ月間)の正解率が確認できた。
実証実験における「骨材判別AI」判別状況
骨材判別AIを活用して人とAIがダブルチェックを行うことで、製造過程におけるシステム全体の安全性が増し、誤投入の減少に繋がる。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
生成AI活用ガイド
OpenAIからAIエージェントを簡単につくれるノーコードツール「Agent Builder」が登場
営業ロープレにAIを活用する方法と課題とは?ChatGPTでできる実践法や成功事例も解説
生成AIで契約書の「リーガルチェック」 知らないと損するGoogleのGem活用術
Excel×AIで生産性を向上させる方法、課題別のツール比較や活用事例も紹介
RAG技術で生産性を向上させるGoogleのAI「NotebookLM」とは?活用法や企業での活用事例も紹介
生成AIで無駄な会議をなくす?議事録にAI活用し「生産的な議論と問題解決の場」へと変革するヒントを紹介
最新の「Copilot」は何ができるのか?Microsoft AI Tour Tokyoで語られた活用方法
NVIDIA、新プラットフォーム「COSMOS」を発表、物理AIの時代における日本の存在価値 ーCES2025レポート2
【無料】デジタルでつながるビジネスの未来|10/18東京、11/14大阪|UCHIDAビジネスITフェア2024|セミナー&展示会