TOP >
人工知能(AI) > KDDI総合研究所、画像認識技術で抽出した顔の表情データからAIで表情を予測してアバター描画する技術を開発
昨今、3Dアバターを使った活動や交流が身近になっているが、現状では表情を認識し、アバターの描画処理や描画した映像の伝送などによる遅延が発生し、3Dアバターに反映するまでにはタイムラグが生じる。
そうした中、株式会社KDDI総合研究所は本日、画像認識技術で抽出した顔の表情データから、AIで未来の表情を予測してアバター描画する技術を開発したことを発表した。
今回の技術では、表情データそのものに加え、表情データの単位時間当たりの変化量(微分値)を入力データとして、未来の表情データを推定する機械学習モデル(再帰型ニューラルネットワーク※)を新たに開発することで、予測精度の向上を図った。
表情予測技術を活用したメタバース上での3Dアバター対話のイメージ。
機械学習モデルの内部構造を変えることなく、入力データを改良することで、予測処理の負荷を増やすことなく、複雑な時系列変化に対応できるようになった。
また、KDDI総合研究所は、スマートフォン向けにフォトリアルな3DアバターのAR配信技術を開発しており、今回の技術と併用することにより、通信環境に関わらず活用することが可能となる。
今後は、この技術の予測精度をさらに高めるとともに、低速な通信回線においても映像伝送にかかる遅延を相殺できるよう、予測可能な時間の延伸に取り組むとしている。
再帰型ニューラルネットワーク: 機械学習の1つであるニューラルネットワークを拡張して時系列データを扱えるようにしたもの。出力を再び入力に利用する再帰型のネットワーク構造により、過去の情報に基づいた予測を行うことが可能。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
生成AI活用ガイド
営業ロープレにAIを活用する方法と課題とは?ChatGPTでできる実践法や成功事例も解説
生成AIで契約書の「リーガルチェック」 知らないと損するGoogleのGem活用術
Excel×AIで生産性を向上させる方法、課題別のツール比較や活用事例も紹介
RAG技術で生産性を向上させるGoogleのAI「NotebookLM」とは?活用法や企業での活用事例も紹介
生成AIで無駄な会議をなくす?議事録にAI活用し「生産的な議論と問題解決の場」へと変革するヒントを紹介
最新の「Copilot」は何ができるのか?Microsoft AI Tour Tokyoで語られた活用方法
NVIDIA、新プラットフォーム「COSMOS」を発表、物理AIの時代における日本の存在価値 ーCES2025レポート2
【無料】デジタルでつながるビジネスの未来|10/18東京、11/14大阪|UCHIDAビジネスITフェア2024|セミナー&展示会
業務で活用されればされるほど企業の差別化要素となるAI実現へ向けた挑戦 ― 砂金氏インタビュー