TOP >
人工知能(AI) > NECと理研、AIを活用した画像認識において新たな対象物を追加する作業を簡素化する技術を開発
近年、画像認識技術の活用が広がっているが、新たな建設現場や工場などに展開するためには、工具・材料・重機など、新たな検知対象を継続的に登録することが必要となる。
こうした場合、従来は新たな検知対象だけでなく、既存の検知対象についても、AIに対象物の位置とそれが何であるかの情報を教える必要があった。
そうした中、NECと国立研究開発法人理化学研究所(以下、理研)は共同で、AIを活用した画像認識において、新たな対象物を追加登録する際に必要となる学習データの作成作業を、大幅に簡素化する技術を開発したことを発表した。
この技術は、AIの学習に曖昧な情報を活用できる「弱ラベル学習」という技術を発展させることで、AIを活用した画像認識に、対象物を追加登録するときに問題となる学習データ作成の手間を削減するものだ。
新たな検知対象としてバイクを追加する場合の「完全ラベル学習」と「弱ラベル学習」の仕組み。
弱ラベル学習は「学習が不安定になり精度が低下する」という問題があったが、今回発表された技術では、学習時の不安定性を解消するための補正を加えながら学習することで、弱ラベル学習の安定化と正しいモデルの学習の両方を同時に満たすことができる。
なお本技術は、国際会議ICML(International Conference on Machine Learning)2021に採択され、発表されている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
DXトレンド解説
メタバース、VR・ARの基礎と活用事例
ウェアラブルとは?ウェアラブルデバイスのビジネス活用事例10選
DXとは?本質をわかりやすく解説
IT、IoTとICTとの違い
スマートホームの基礎とトレンド
VUCA時代を生き抜くための、デジタルトランスフォーメーションとIoT
国内・海外スマートシティDX事例10選
都市のDXが進む「スーパーシティ」構想とは?