TOP >
人工知能(AI) > FRONTEO、2種類の自社開発AIエンジンを組み合わせ文書解析の精度向上を達成
株式会社FRONTEOは、自然言語処理に特化したAIエンジン「KIBIT(キビット)」を自社開発している。KIBITの運用に際しては、あらかじめ判断基準となる教師データを学習させる必要がある。
適切な解析のためには、一定量の学習データ数が必要だが、整理されていない大量の学習データをAIに読み込ませると、重要なデータの識別が難しくなり、かえって解析精度が落ちることがある。また、大量の学習データの中から学習させるデータを選び出す手間も大きかったのだという。
そこでFRONTEOは、人工知能「KIBIT」を搭載したAIソリューションでの顧客データ解析において、教師データの作成のためのモデル選定に、人工知能「Concept Encoder(コンセプトエンコーダー)」を用いることによって、高精度の教師データの短期間での作成に成功したことを発表した。
自由記述による大量のテキストデータをベクトル化し、視覚的に提示することを強みとするConcept Encoderで、対象となる文書データを解析。それらをマッピングして可視化することで、大量のデータにどのようなクラスタが含まれているかの把握と、学習に適したデータの選定がスムーズに行えるようなった。
KIBITとConcept Encoderを掛け合わせた手法を表した図
これにより、教師データのモデル作成にかかる作業負荷の軽減と作業効率・精度の向上が達成されたことに加え、AIがデータを客観的かつ網羅的に解析することで、顧客自身が気づいていなかったデータクラスタの提示や、クラスタリング精度の標準化などの効果も確認された。
この手法は、営業日報、学術論文、エントリーシートなど、多様な種類の文書の解析において成果を上げている。FRONTEOは、今後も自社で開発した複数のAIエンジンや様々な技術、ノウハウを有機的に組み合わせて活用していくとしている。
無料メルマガ会員に登録しませんか?
膨大な記事を効率よくチェック!
IoTNEWSは、毎日10-20本の新着ニュースを公開しております。
また、デジタル社会に必要な視点を養う、DIGITIDEという特集コンテンツも毎日投稿しております。
そこで、週一回配信される、無料のメールマガジン会員になっていただくと、記事一覧やオリジナルコンテンツの情報が取得可能となります。
- DXに関する最新ニュース
- 曜日代わりのデジタル社会の潮流を知る『DIGITIDE』
- 実践を重要視する方に聞く、インタビュー記事
- 業務改革に必要なDX手法などDXノウハウ
など、多岐にわたるテーマが配信されております。
また、無料メルマガ会員になると、会員限定のコンテンツも読むことができます。
無料メールから、気になるテーマの記事だけをピックアップして読んでいただけます。
ぜひ、無料のメールマガジンを購読して、貴社の取り組みに役立ててください。
無料メルマガ会員登録
IoTに関する様々な情報を取材し、皆様にお届けいたします。
DX実践ノウハウ解説
BPMSで、業務改善にとどまらない、業務改革を行う方法
DX実践講座
業務プロセス改善のDXで使う「ECRS」とは、具体例や使い方を解説
業務改善のためのDX、5つの基本ステップ
DX人材の6つの役割と必要なスキル
DXを加速する、アジャイル型組織とは
攻めのDX、守りのDX
DX戦略を作るのに必須となる、5つのビジネスフレームワーク
DX時代の正しい事例の読み解き方(事例マニアはNG)
DXトレンド解説
メタバース、VR・ARの基礎と活用事例
ウェアラブルとは?ウェアラブルデバイスのビジネス活用事例10選
DXとは?本質をわかりやすく解説
IT、IoTとICTとの違い
スマートホームの基礎とトレンド
VUCA時代を生き抜くための、デジタルトランスフォーメーションとIoT
国内・海外スマートシティDX事例10選
都市のDXが進む「スーパーシティ」構想とは?