パナソニック コネクト、AIアシスタントサービス「ConnectAI」を自社特化AIにする試験運用を開始

パナソニック コネクト株式会社は、2023年2月よりChatGPTをベースとしたAIアシスタント「ConnectAI(旧称ConnectGPT)」の運用を推進しているが、「自社固有の情報に関する質問には回答はできないこと」「引用元などが不明のため回答の正確性を確認できないこと」「長いプロンプト入力にはハードルがあること」などの課題があった。

そこで同社は、「ConnectAI」を、自社の公式情報も活用できるよう機能を拡大し、業務での活用を目的とした試験運用を開始することを発表した。なお、2023年10月以降にカスタマーサポートセンターの業務への活用を目指す。

今回の試験運用では、公式の自社情報を「ConnectAI」と連携し、有効に機能するかということについて検証を行う。

2023年6月よりプロジェクトを開始し、9月から1ヶ月間、自社公式情報に基づいて回答ができるAIアシスタントの試験運用を社員に公開し評価を行う。

利用技術は、セマンティック検索を採用し、対象となる情報は公式に公開されているウェブサイト・ウェブページ 約3,700ページ、ニュースリリース495ページ、対外向けのパナソニック コネクトホームページ3,200ページが対象となる。

また、プロンプトを音声で入力できるようにするほか、AIを活用する社員個人が回答結果の真偽を検証できるよう、回答の引用元を併せて表示する機能を開発し、9月からの試験運用期間を通じて有効に機能するか、また、情報漏洩に問題がないかという点について、併せて検証する。

今後は、試験運用の結果を受け、2023年10月以降は自社固有の社外秘情報に回答してくれるAIの活用開始を予定している。

具体的には、カスタマーサポートセンターのデータを活用し、顧客回答に向けた社内業務改善・業務効率化につなげていくとしている。

また、2024年度以降には、個人特化AIとして、個人の役割に応じた回答をしてくれるAIの活用の検討を行う。

パナソニック コネクト、AIアシスタントサービス「ConnectAI」を自社特化AIにする試験運用を開始
パナソニック コネクトの今後のAI活用戦略

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