株式会社肥後銀行は、預り資産の面談記録業務に、営業担当者の商談情報をAIが自動で抽出・構造化し、Salesforceへの入力を効率化するベルフェイス株式会社の「bellSalesAI(ベルセールスエーアイ)」を採用した。
面談記録業務は、金融商品取引法等に基づき正確性・網羅性・保存性が求められる一方、現場負荷が大きいという課題があった。
これまで、音声入力や手作業による記録を行っていたが、CRMとの連携が分断され、事務負荷軽減効果も限定的であった。
また、面談中の多様な話し言葉により、記録の精度を保つには担当者による手直しが必要であった。
そこで今回、「bellSalesAI」を預り資産の面談記録業務に導入した形だ。
これにより、録音・書き起こし・AI抽出・CRM登録までを「bellSalesAI」で実行し、金融商品取引法等に基づく記録の「品質」と「業務効率」の両立を目指す。

「bellSalesAI」の試行導入では、面談記録の作成時間が従来の平均60分から20分以下に短縮され、記録業務をAIに任せられることで顧客との会話に集中できるという効果が確認されている。
なお、対象業務は今回の預り資産を皮切りに、順次拡大予定で、導入範囲も本店・全営業店に順次拡大する計画だ。
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