Gen-AX株式会社は、コンタクトセンタにおける自律思考型AIの音声応対ソリューション「X-Ghost(クロスゴースト)」の正式提供を開始した。
「X-Ghost」は、AIが自律的に思考し、自然な音声対話で顧客応対を行う「AIオペレータ」だ。音声対話AIエンジンを搭載し、常時対応を可能としている。
また、モニタリングAIが発話やシステム挙動をリアルタイムで監視し、リスク判定やガードレール制御機能による安全かつ信頼性の高い対話を実現している。
さらに、音声認識・言語処理・音声合成をつなぎ合わせた従来法の課題であった情報欠損やレイテンシー、誤り伝搬を、Speech-to-Speechモデルを活用することで解消している。
加えて、API連携機能により、会話文脈に応じてAIが顧客社内のAPIを呼び出すことが可能だ。

「X-Ghost」の導入支援に関しても、数百〜数千種類に及ぶコンタクトセンタの対応業務シナリオをデータ化しやすいよう、業界別テンプレートライブラリを反映したエンタープライズ向け導入支援ツール群を開発し、コンサルティングパートナーへ提供する。
また、株式会社JDSCや株式会社シグマクシスなど、複数のコンサルティングパートナーとの伴走プログラムを整備し、導入設計から運用・改善を支援する。
今後は、パイロットプロジェクトとしての三井住友カード株式会社との実証を経て、一定規模以上のコンタクトセンターの席数を有するエンタープライズを中心に販売を開始する。
また、SaaS拡張や多言語対応、マルチモーダルへの拡張を進めるとともに、自治体・公共領域など社会インフラ分野での実装も検討していく計画だ。
なお、販売および顧客サポートはソフトバンクが担うとのことだ。
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