ailead、商談・面談解析クラウドに「情報の質」をAIがスコア化する新機能を実装

昨今、オンライン商談の定着に伴い、企業内には膨大な商談録画データが蓄積されている。

しかし、それらのデータを定性的に評価・活用する仕組みは未整備な場合が多く、パイプライン管理における受注確度の判定が担当者の主観に依存してしまう点や、管理職が部下の商談内容を確認するレビュー工数の増大が課題となっていた。

そこで株式会社aileadは、同社が提供する商談・面談解析クラウド「ailead(エーアイリード)」において、会話内容が意思決定にどれだけ有用かをAIが評価する新機能「AI Insight」を実装したと発表した。

「ailead」は、AIエージェントが「コミュニケーションデータ」を自動で収集・解析・可視化することで、業務効率化と人材育成を通じた生産性向上を支援する商談・面談データ解析クラウドツールだ。

今回実装された「AI Insight」は、単なる文字起こしや要約とは異なり、その商談で得られた情報がビジネス上の判断材料として「質」が高いかどうかを客観的に判定する機能だ。

具体的には、AIが会話データを多角的に解析し、情報の有用性を5段階で評価する「スコア」、会話の流れや意図を整理した「会話の背景」、そして評価の理由や不足情報を提示する「スコア根拠」の3点を自動生成する。

これにより営業組織のマネジメント層は、案件ごとの情報の充実度を数値で把握できるようになるため、属人性を排除した客観的なパイプライン管理が可能となり、売上予測(予実管理)の精度向上が期待できる。

ailead、商談・面談解析クラウドに「情報の質」をAIがスコア化する新機能を実装
AI Insightsの画面イメージ

また、AIが「深掘り不足」や「重要ポイント」を提示するため、管理職は商談録画をすべて確認する必要がなくなり、レビュー業務の負荷を軽減しながら的確なフィードバックを行うことができる。

一方、現場の営業担当者にとっても、自身のアプローチにおける情報不足や次回確認すべき事項が明確化されるため、ネクストアクションの策定が容易になるほか、優先的にフォローすべき案件の取りこぼしを防ぐ効果が見込まれる。

aileadは今後も、営業や採用などのコミュニケーション業務において、蓄積された会話データを「意思決定に使える情報」へと変換する機能拡充を進めていく方針だ。

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