製造業やソフトウェア開発の現場において、プロジェクトの規模や関係者が拡大する中、進捗や工数といった実績データを個別のプロジェクト管理にとどめず、組織全体の判断や改善に活かすことが企業の競争力となる。
しかし、プロジェクトごとに管理方法や指標が異なると認識のずれが生じ、経営層や管理部門による迅速な意思決定が阻害されるケースが少なくない。
こうした中、車載ソフトウェア開発を手掛ける株式会社デンソークリエイトは、工数という客観的な事実をもとに複数プロジェクトの状況を横断的に把握し、組織の判断を支援するプロジェクト統合管理ツール「TimeTracker RX」の提供を、2026年2月20日より開始すると発表した。
同製品は、2004年から提供されている「TimeTracker」シリーズの最新版だ。日々の業務で蓄積される工数データを共通の判断軸として活用し、プロジェクト状況を読み解く。
現場の担当者が入力する工数を起点とすることで、現場と管理層が同じ状況を共有し、判断の前提を揃える支援をする。

また、現場における従来の計画作成や進捗管理の運用を、大きく変えることなく導入できる柔軟性を備えている。
これにより、個別のプロジェクトで培われた工夫を活かしつつ、組織全体で横断的に状況を捉える仕組みにより、記録された工数データを単なる振り返りにとどめず、実績に基づいた次なる改善アクションへと自然につなげることができる。
今後の展開としては、工数を起点とした管理対象を、配員計画や収益・コスト、品質・リスクといった組織運営に不可欠な要素へと段階的に拡張していく計画だ。
その第一弾として、組織の業務計画と現場のプロジェクトを同一のデータで結びつける配員計画機能を有償オプションとして提供する。

さらに将来的には、「TimeTracker RX」を通じて蓄積された構造化データを基盤としてAIを活用し、プロジェクトの状況予測や高度な判断支援機能の実装も視野に入れているとのことだ。
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