i-PRO、生成AIをエッジで実行し自然言語をリアルタイム検知するネットワークカメラを発表 

i-PRO株式会社は、生成AIをカメラ本体(エッジ)上で実行するネットワークカメラを、米国ラスベガスで開催された国際セキュリティ展示会「ISC West 2026」にて発表した。

今回発表された製品は、360度全方位を撮影できるXシリーズの全方位カメラであり、Ambarella製のAIビジョンSoCを利用した生成AIエンジンを搭載している。

クラウドや外部サーバに依存することなく、フリーテキスト入力による事象のリアルタイム検知をエッジ側で可能にするシステムだ。

映像の検知処理や特徴量の抽出が全てカメラ内部で完結し、「横になっている人物」といった自然言語の指示をシステムに与えることで、AIがリアルタイムに該当する事象を認識し検知する。

記録された映像データの検索においても、マルチAIソフトウェアや監視ソフトウェアと連携し、生成AIによるフリーテキスト検索に対応している。

また、システムはDockerコンテナに対応したオープンプラットフォームを採用しており、企業独自のAIアプリケーションや第三者製のシステムをカメラ上で柔軟に実行できる構成となっている。

セキュリティ面では、映像データをオンプレミス環境で管理しつつ、Secure Bootや署名付きファームウェアの実装に加え、米国連邦情報処理標準であるFIPS 140-3レベル3に準拠するなど、高い安全性が求められる用途に対応する設計がなされている。

なお、i-PROは2025年に、生成AIを用いたフリーテキスト映像検索を事後解析の領域で導入していたが、今回の発表は同社のエッジAI戦略の次なるステップとして、その用途をリアルタイム検知へと拡張するものだ。

同製品は全世界において2026年6月より順次販売が開始され、日本国内では年内の販売開始を予定している。

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