大東建託株式会社は、dotData, Inc.が展開するAIデータ分析プラットフォーム「dotData(ドットデータ)」を活用した予防型内部監査ツールを導入し、2026年7月から本格的な運用を開始すると発表した。
「dotData」は、データから有益な特徴量を自動で設計・抽出する技術をコアとするAI分析基盤だ。自動設計技術を内部監査へと応用し、過去のデータ分析から従業員の心理的な変化や業務負荷のサインを未然に検知して、健全に働きやすい仕組みを会社側から早期に提案・整備する。
本格導入に先立ち実施された実証実験では、dotDataの「特徴量自動設計」技術を活用し、業務効率化、非構造データの活用、新たなリスク予兆の可視化という3つの観点からその有効性が確認された。
具体的には、働き方や業務プロセスに関する多様なデータを横断的に分析することで、データ同士の意外な関連性から、人の経験則だけでは見落とされがちだった新たなリスクの予兆を発見することに成功している。
さらに、従来は活用が難しかった大量の監査ログなどのテキストデータについても、「dotData TextSense」を用いて解析を行っている。
同機能は従来の自然言語処理で課題だった構文解析などのテキスト前処理が不要であり、監査の意図やカテゴリを自動分類することで、監査状況や時間的な推移を見える化し、より早期かつ多角的なリスク発見とコントロールを可能にしている。
7月からの本格運用においては、AIによって可視化されたリスク傾向や各種課題のデータに基づき、状況に合わせたきめ細やかな対応を実施する。
これにより、環境変化による影響の兆候がみられる拠点・部署、あるいは従業員を早期に特定し、一人ひとりの役割や環境変化に応じた多角的なサポートを行う。
大東建託は、今回の運用を通じて蓄積したノウハウを活かし、将来的には関連部門とも緊密に連携しながら労務リスクの軽減を図り、グループ全体の健全な統制機能の最適化を推進していく方針だ。

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