NECネッツエスアイ株式会社は、AIエージェントにおけるトークン消費の最適化と高度なWeb検索及び、データ取得が可能な「TinyFish」の取り扱いを、2026年9月17日より開始した。
「TinyFish」は、NECネッツエスアイがパートナーシップ締結しているTinyFish, Inc.が提供しているソリューションで、人間のブラウジングのようにWeb上を自律的に巡回し、情報を収集するものだ。
「Search」「Fetch」「Browse」「Agent」の4つのAPIを備え、MCPや標準APIを通じて、既存の社内システムやLLMツールと連携する。
最大の特徴は、AIの判断に不要な要素を事前処理で除外することにより、LLMへの入力トークン消費量をカットする効率設計にある。
また、最新のWeb情報を参照して回答を生成するほか、分からないことは分からないと回答することで、ハルシネーション(もっともらしい嘘)を抑制する。

導入にあたっては、本格稼働の前に実際の業務環境に適用する概念検証(PoC)プログラムが用意されている。
導入企業は、実際の業務データを用いてトークン消費の抑制効果や情報取得精度、作業効率化のインパクトをあらかじめ計測・体感した上で、リスクを抑えた段階的な本番導入を進めることが可能だ。
さらに、NECネッツエスアイでは「TinyFish」の高度な情報収集技術を基盤としたBCP支援ソリューション「TinySonae」の展開も推進するとのことだ。
これは、Web上の災害情報やリスク情報を常時モニタリングし、AIチャットを通じて被害状況の追跡や即時把握を可能にするものであり、有事における企業の迅速な意思決定を支援する。
NECネッツエスアイは今後、自社実践の知見と外部の先端技術を融合させ、世の中のオープンデータと企業固有の社内データを掛け合わせたデータバンク構想の確立を目指す方針だ。

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