シーメンス、モーションコントロールおよびラージドライブ事業を譲受・移管

シーメンス株式会社(以下、SKK)は、株式会社安川電機(以下、YEC)に、合弁会社である安川シーメンスオートメーション・ドライブ株式会社(以下、YSAD)のSKKが保有する全株式を譲渡し、YSADの一部事業(モーションコントロールおよびラージドライブ事業)を譲受、公的機関への届け出の受理の後、SKKに移管を前提とする契約を本日、締結した。

株式売却の後、YSADの新会社名は安川オートメーション・ドライブ株式会社(以下、YAD)となる予定だ。

シーメンスグループは、2014年に長期的視点から潜在的な成長可能性が高いと考えられる「電化(エレクトリフィケーション)」、「自動化(オートメーション)」、「デジタル化」の3領域に注力するため、2020年までの具体的な施策にあたる「Vision 2020」を発表。

「デジタル化」においては、シームレスに統合されたハードウェアとソフトウェア、そして技術サービスからなる包括的なポートフォリオを提供して、製造業の生産プロセスの柔軟性と効率性を高め、製品の市場投入期間を短縮できるよう支援。今回の株式と一部事業の移管は、シーメンスの「Vision 2020」の施策の一環として、プロセスドライブ事業を強化するものだ。

SKKは、モーションコントロールおよびラージドライブ事業をSKKに移管する事により、全てのTIA(Totally Integrated Automation)製品の相互接続性を高め、SIMATIC製品群、SINAMICS ドライブ、 SIMOTION コントローラ、SIMOTICS モーター、SIGENTICS ジェネレーター等を一気通貫して提供する。

株式および事業譲渡の実行は、公的機関への届け出の受理の後、2018年11月1日を予定。シーメンスは、2018年11月以降もYADとの戦略的パートナーシップを継続する。

YADはシステムの適用及びYECの製品や技術と組み合わせたソリューションの提供を継続。SKKはYADへのシステム対応委託などにより、両社が得意とする分野で専門性を活かすと同時に補完し合うことでシナジー効果を高め、事業拡大を目指す。

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安川シーメンス オートメーション・ドライブ

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