ABBのエネルギー管理システム(EMS)、日本国内でも展開

大手産業用ロボットメーカーのABB とドイツのアルゴイヤ・ウバランドヴェルケ社(AllgäuerÜberland-werke GmbH)は「ABB Ability Energy Optimization」を利用したエネルギー管理システム(EMS)を、ドイツのスマートファーム事業で試験的に運用している。

これはエネルギー、モビリティ、情報通信技術分野の統合促進を目指す「3connect」と呼ばれるドイツ政府が主導するパイロットプロジェクトの一つで、スマートファーム、スマートグリッド、スマートモビリティを統合しようという試みでもある。

「ABB Ability Energy Optimization」を利用した EMS を、日本国内では ABB 日本ベーレー株式会社が提供。乳牛用の有機牧場で、太陽光パネル、電気ボイラやヒートシンクなどの Power to Heat、蓄電池および電気自動車の充電ステーションなどに活用される。

また、ジョンディア製ハイブリッドトラクターのプロトタイプが、この EMS でサポートされている。例えば、e トラクターは、EMS とのエネルギー需要、その使用状況や充電ニーズに関するデータを交換することができる。

このシステムは、エネルギーの生成と消費を予測計算すると同時に、選択したデバイスをリアルタイムで制御し、運用コストを最小限に抑え、再生可能エネルギーを最大限に活用。

再生可能エネルギーの発電量と負荷の可用性を予測計算した後、最適なエネルギースケジュールが決定され、最適な前日市場での取引のためにエネルギープロバイダへ情報を交換。確定した取引結果をもとに、様々なエネルギーリソースが最適に運用されるように管理する。

ABB 日本ベーレーは、1971年の創業から約半世紀、米国 Bailey Meter 社の制御技術と運転ノウハウを起源とし、ABB グループの一員である現在まで、火力発電所や LNG 受入基地などの制御システムを提供。火力発電所ボイラ制御システムの国内シェアは約 50%を占める。

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ABB日本ベーレー

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