ハネウェルの「つながる工場」ソリューション、国内ターボチャージャー工場で採用

ハネウェルは、同社の「つながる工場」製品群である「ハネウェル・コネクテッド・プラント」が提供するクラウドベースのプラント最適化ソリューション 「Asset Performance suite(アセット・パフォーマンス・スイート)」が、アジアで初めて日本国内で採用されたと発表した。

ハネウェルのトランスポーテーションシステムズ事業部が所有する自動車用ターボチャージャー製造施設である児玉工場(埼玉)に新規に導入されたこのソリューションは、工場内の「つながった」フィールド機器のエネルギー消費を特定、分析し、最適化することで工場全体の省エネ化に寄与するものだ。

Asset Performanceは、プラント内のアセット(設備装置)や機器をクラウドにつなげ、収集した運転データをハネウェルおよびパートナー各社が提供する解析モデルを用いてモニタリングし、将来のパフォーマンスを予測分析することで、異常、設備故障や不測のシャットダウンの事前回避を行う。

特定ベンダーに依存しないため幅広い機器に適用可能なAsset Performanceは、用途に応じたカスタマイズが可能で、導入についてもハネウェルのプラント産業における経験と専門性に基づき構成された設定済みのテンプレートを用いることができる。

また、SaaS(Software as a Service)であることからも、最小限の自社資源で導入可能かつ、運用中のメンテナンスコストの低減にもなる。

児玉工場に導入されたAsset Performanceは、以下のように運用されている。

  • 工場内に設置された、標準的な産業通信プロトコルで接続されたおよそ70台のサードパーティー製の電気メーター、流量メーター、エアコンプレッサなどのフィールド機器からデータを取得。収集したデータはワイヤレス通信ゲートウェイから、セキュアにクラウドベースのAsset Performance環境に送信。
  • Asset Performanceにて、プロセスデータと設備データからアナリティクスとKPI(主要パフォーマンス指標)を作成。設備の稼働状態やエネルギー消費状況と参照することでオペレーションを最適な稼働状態に維持するための対応に必要な情報を提示。
  • Asset Performanceの高精度の解析結果を、トランスポーテーションシステムズが運用する他社製の ISO 50001(エネルギーマネジメントシステム)プラットフォームにセキュアに統合し、将来のエネルギー消費を予測し計画運用する。

【関連リンク】
ハネウェル(Honeywell)

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