マルハニチロ、工場のデータ統合管理基盤をキヤノンITSと構築

マルハニチロ株式会社は、このほど安全で安心な製品を提供するためのデータ統合管理基盤「新生産管理システム」を、キヤノンITソリューションズ株式会社(以下、キヤノンITS)と構築。これに伴い、キヤノンITSと東洋ビジネスエンジニアリング株式会社(以下、B-EN-G)は食品製造業における工場改革を支援するシステム構築を推進する。

食品事業をグローバルに展開するマルハニチロは、本年から今後4年間で取り組む中期経営計画「Innovation toward 2021」において、3つの経営戦略として「収益力の更なる向上」「成長への取り組み」「経営基盤の強化」を発表し、3つめの経営基盤の強化では成長投資を積極的に行い工場へのAI、IoTの導入による生産効率の向上や省人化を目指している。

その一環で2015年度よりシステム開発を開始し、2017年に直営全工場のデータを一元管理したデータ統合管理基盤である新生産管理システムを構築。今後はこの新しい仕組みをグループ全体に展開しグループ統合基盤に拡張する予定だ。

新生産管理システムでは、生産、原価、品質管理の仕組みとしてB-EN-Gの「mcframe」を中核に据える。工場全体を統制するためには、製造・購買・品質の網羅的な指図出し機能や予算編成機能などを備えており、指図作成の補助機能として生産スケジューラ「Asprova」を採用した。

またミスを未然に防止し品質管理を強化する仕組みには「QITEC」を導入。設備の保全に関しては、計画、実行、管理の機能すべてを「AMISYS」で構築した。

今回導入した新生産管理システムにより業務のデジタル化が進み、予算編成や損益管理の一元的な確認が容易になり、データ統合管理基盤に蓄積するビッグデータを活用することで、将来を見据えた事業運営が可能になるなどの成果があった。

キヤノンITSは、2015年から最適な業務システムパッケージを組合わせるベスト・オブ・ブリード型システムとして、製造業向けに基幹業務トータルソリューション「AvantStage(アバントステージ)」を展開。今回のシステム導入では「AvantStage」から「mcframe」と「Asprova」を導入。本年3月には「AvantStage」の中核をなす「mcframe」の開発元であるB-EN-Gに資本参画した。

【関連リンク】
マルハニチロ(Maruha Nichiro)
キヤノンITS(Canon IT Solutions)
「mcframe」
「Asprova」

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